マンガや実写映画が空前の大ヒットとなった『DEATH NOTE』のテレビアニメ版が、8月31日の金曜ロードショーで再編集され放映される。通常の金曜ロードショーの放映枠を1時間前に拡大した3時間スペシャルという特別枠での放映である。 この特別番組『DEATH NOTE ディレクターズカット完全決着版~リライト・幻視する神~』の内容が、金曜ロードショーの公式サイトで明らかになっている。 今回放映される特別版は、単なる総集編ではなく「リューク」からの視点により再構成されたものになる。注目はこれまで放映された映像に加えて新たに追加したシーンがあること、そしてそれに伴い再アフレコを行っていることである。 さらに来年公開予定の『DEATH NOTE』のスピンオフ映画『L』の初映像や、実写劇場版メインキャストのコメントなども盛り込まれる。初めて観る視聴者だけでなく、コアなファンにも満足出来るものになりそうだ。 けれども今回の放映で何よりも意義が大きいのは、マニア向けとされることが多い深夜放送のアニメが夜8時というゴールデンタイムに再放映されることである。勿論、こうした特別扱いには実写映画『DEATH NOTE』の大ヒットや、アニメ版の製作資金の大きな部分が日本テレビの出資する投資ファンドから出ている事情もあるだろう。 しかし、今回の放映が大きな話題を呼び大きな実績を残すことが出来れば、今後の年齢の高い層をターゲットにしたアニメの状況にも何らかの影響を与えるだろう。 今年の夏は、昨年から今年にかけて大きな話題を呼んだ劇場アニメ『時をかける少女』も、フジテレビ系で土曜日のゴールデンタイムで地上波放送されている。 また8月25日には、やはりテレビ向けの大作長編アニメ『ミヨリの森』が同じフジテレビ系で放映されている。『ミヨリの森』は、やや広い年齢層をターゲットにしているが、テレビ向け大型アニメ作品がゴールデンタイム用に新たに製作されること自体が画期的なことである。 大人向けのアニメの大衆市場を開拓する必要性は、長い間言われてきたことである。しかし、これまでマニア以外のアニメの大人市場を開拓することはあまり出来ていない。 そうしたなかで『DEATH NOTE』、『時をかける少女』、『ミヨリの森』のテレビ放映は、多少なりとも明るい未来を感じさせるものである。金曜ロードショー /http://www.ntv.co.jp/kinro/DEATH NOTE公式サイト(TV) /http://www.ntv.co.jp/deathnote/
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