北米最大のポップカルチャーイベントとして知られるサンディエゴ・コミコン・インターナショナル(コミコン)が大盛況と伴に7月29日に5日間の開催日程を終えた。今大会の閉会に合わせて、コミコンは来年の開催日程を発表した。 開催日は今年とほぼ同じ日程で7月最後の週末を含んだ7月24日から27日まで、23日の夜にはプレビューが行われる。開催地については言及されていないが、特別の問題がない限り、今年と同くカリフォルニア州サンディエゴ市で行われると見られる。 一方、今年のコミコンの盛況さは、既に多くのメディアが伝えている。今回の人出については、コミコンは正式な発表は行っていない。しかし、事前に準備していたチケットが4日間とも完売したことから、昨年の12万3000人を上回り過去最高に達したことは間違いないと見られる。 米国の主要紙USAトウディが12万5000人以上の人出と報じているほか、ポップカルチャービジネスの情報サイトのICv2は14万人から16万人に達する可能性もあるとしている。 こうしたイベントの拡大は、コミコンが1990年代にアメリカンコミックのファンベントからVFX、ファンタジー、映画、テレビドラマなど様々なポップカルチャーにウィングを伸ばし、ファン層を拡大した結果だとされている。 現在ではコミコンには、有名なコミックアーティストと同様にハリウッドの有名俳優や監督が訪れるようになっている。 さらにここ2、3年はさらなるイベントの領域拡大として、アニメやマンガの日本のコンテンツも注目を浴びている。米国での急激なマンガの普及もあり、コミコンにおける日本カルチャーの影響力が大きくなっており、主催者や企業もそれを積極的に受け入れつつある。 実際に今年はアメリカンコミックスの賞であるアイズナー賞に、国別で唯一となる日本マンガ部門が設けられて『オールド・ボーイ』が受賞している。このほか受賞こそしなかったが、アイズナー賞の主要部門であるベスト・コンティニュイング・シリーズ賞に日本の作品『MONSTER』がノミネートされた。 また、イベントの主要イベントのマスカレード(コスプレ)大会のベスト・イン・ショウ(大賞)には、日本のマンガ『ファイブスター物語』のコスプレをしたグループが選ばれた。サンディエゴ・コミコン・インターナショナル(コミコン) /http://www.comic-con.org/cci/
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