米国産マンガ初の翻訳出版 「メガトーキョー」講談社から(7/11) | アニメ!アニメ!

米国産マンガ初の翻訳出版 「メガトーキョー」講談社から(7/11)

 日本のマンガ文化が世界各地に広まるに連れて、近年注目されているのが、世界各地で自国のアーティストがマンガスタイルで描く作品である。
 米国ではOEL(オリジナル・イングリッシュ・ラングエッジ)と呼ばれるこのマンガの代表作『メガトーキョーMegatokyo』が講

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 日本のマンガ文化が世界各地に広まるに連れて、近年注目されているのが、世界各地で自国のアーティストがマンガスタイルで描く作品である。
 米国ではOEL(オリジナル・イングリッシュ・ラングエッジ)と呼ばれるこのマンガの代表作『メガトーキョーMegatokyo』が講談社から発売されることが決定した。

 原作は米国のコミック出版社ダークホースコミックが発売している。日本の大手出版社が、米国産マンガを日本語に翻訳出版する初のケースとして米国で話題となっている。
 作品は今年9月、講談社が発刊する文芸雑誌「ファウスト」に、作家レッド・ギャラハー氏の紹介と伴に紹介される。その後、単行本として発売される予定である。 

 『メガトーキョー』は、米国人のフレッド・ギャラハー氏が2000年に発表したウェブコミックが基になっている。ウェブでの高い人気を受けてその後単行本化された。作品は現在急増しつつある米国産マンガの先駆けであるだけでなく、最も人気のある作品のひとつでもある。
 『メガトーキョー』の作画は、日本のマンガや他の米国産マンガに較べてさえもうまいとは言い難い。しかし、人気の秘密はそのストーリーにあるとされており、ストーリーマンガを王道とする日本のマンガに通じる部分もある。

 海外でも日本発のマンガこそがマンガであり、他国の作品は積極的に認めない風潮もある。また、日本国内ではマンガ作品同士の競争が激しく、一部の東アジアの作家を除くと日本での海外作家の成功は稀である。
 こうしたなかで日本に進出する『メガトーキョー』の評価は、今後の国際舞台でマンガの行方に影響するといっても差し支えないないだろう。
 また、海外で制作されつつある新たなマンガは、日本人に対して大きな刺激を与えるに違いない。『メガトーキョー』の日本での発売は、グローバル化するマンガ文化の象徴と言える。

メガトーキョーMegatokyo公式サイト /http://www.megatokyo.com/
講談社 /http://www.kodansha.co.jp/

《animeanime》
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