東映アニメーションの米国サイトによれば、東映アニメは6月29日から7月2日まで米国カリフォルニア州ロングビーチで開催されるアニメエキスポ2007(Anime Expo2007)に企業ブースを出展する。 アニメエキスポは、4日間の開催中4万人以上の参加者を見込む北米最大の日本アニメ・マンガのコンベンションである。これまでも日本のアニメ関連企業の出展はあるが、東映アニメの出展・参加は初めてになる。 アニメエキスポは日本のアニメ・マンガファンが多数来場することから、北米でのファン向けの宣伝の場としても重要視されている。日本企業でも現地にビジネス拠点を持つ、GDHやプロダクションI.G、マッドハウスなどが、期間中にパネルと呼ばれる独自のイベントを開催している。 しかし、日本企業は作品のライセンスや宣伝を、現地のディストリビューターと呼ばれる流通企業にまかせることが多く、企業ブースの出展を行なうことは少ない。これまでは小学館・集英社系のVIZメディアや、バンダイグループ、ジェネオン(USA)など現地流通も手がける少数の企業の参加があるのみである。 今回の東映アニメの企業ブース出展は、同社が近年北米市場と現地でのライセンスビジネスの拡大を目指しているためと考えられる。 マニアのイベントとしてはじまったアニメエキスポは、以前はマニア志向が強く、ゴンゾやプロダクションI.G、マッドハウスといったカッテイングエッジな作品の制作会社注目されることが多かった。 しかし、イベントは近年急激に低年齢化、大衆化が進んでいるとされる。東映アニメの作品は、『ONE PIECE』や『デジモン セイバーズ』、『ふたりはプリキュア』など低年齢層にアピール作品が多い。東映アニメのアニメエキスポ参加は、この新しい参加者層に強くアピールするだろう。 さらに日本最大のアニメーション制作会社であり、全米で一世風靡をした『ドラゴンボールZ』や『美少女戦士セーラームーン』の製作会社の参加としても注目を浴びそうだ。東映アニメーション(米国) /http://www.toei-anim.com/東映アニメーション /http://www.toei-anim.co.jp/アニメエキスポ2007 /http://www.anime-expo.org/
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