『アニマトリックス』、『マインド・ゲーム』、『鉄コン筋クリート』と高評価と高い人気を同時に獲得する傑作アニメを次々と世に送り出すアニメ制作会社がスタジオ4℃である。このスタジオ4℃の最新作として、いま最も注目されている作品が『Genius Party』である。 『Genius Party』は、超がつく実力派ばかり7人が監督に参加するオムニバス形式の劇場アニメである。この夏に日活系での劇場公開が決定している。 この『Genius Party』のワールドプレミアが、早くも決定した。上映はアメリカのワシントンDCにあるケネディセンターで、2008年の2月を予定している。 かなり先のことに思えるが、それもそのはずでこれはケネディセンターが日本の現代文化に焦点をあてた大型企画「Japan! culture + hyperculture」のひとつになるからである。大型企画だけに既に準備が始まっているのだ。 特集には、現代音楽家故武満徹氏の追悼企画や新国立バレエ団や山海村塾の公演などもある。さらに、作品は明らかにされていないがアニメ作品の上映に絞った「マラソン オブ アニメプレミア」も計画されている。 『Genius Party』はこの特集プログラムでなく、個別の大型企画「Genius Party ワールドプレミア」となる。 『Genius Party』に参加する7人の監督の顔ぶれがすごい。前作『マインド・ゲーム』で日本のアニメーション関連の賞を総ナメにした湯浅政明氏、『カウボーイビバップ』や『サムライチャンプルー』でアメリカで絶大な人気を誇る渡辺信一郎氏などである。 実力派アニメーターなどが監督を務めることが多いのも4℃の特徴である。今回は『アニマトリクス セカンド・ルネッサンス』の作画監督二村秀樹氏や、『ポポロクロイス物語』のキャラクターデザインの福島敦子氏も参加する。さらに河森正治氏(『超時空要塞マクロス』)や木村真二氏(『スチームボーイ』美術監督)、福山庸治氏(『マドモアゼル・モーツアルト』漫画家)といった豪華ぶりである。 スタジオ4℃の作品といえば、この4月には『鉄コン筋クリート』の米国プレミアがニューヨークの近代美術館で行なわれることが決まったばかりである。それに続くワシントンDCのケネディセンターでのワールドプレミア決定は、4℃の評価がアメリカのアート関係者の間で極めて高いことを示している。 勿論、伝統や権威ばかりが重要なわけではないが、アメリカのアートの関係者が大きなイベントの映像作品の目玉を考える時に、まず注目するのが4℃の最新作という状況であることは確かだ。/Genius Party公式サイト /ケネディセンター(ワシントンDC) /スタジオ4℃ 『Genius Party』#1 GENEIUS PARTY 福島敦子#2 上海大竜 河森正治#3 デスティック・フォー 木村真二#4 ドアチャイム 福山庸治#5 LIMIT CYCLE 二村秀樹#6 夢みるキカイ 湯浅政明#7 BABY BLUE 渡辺信一郎
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