1995年のテレビ初公開から10年以上、アニメ史に残るエポックメイキングな作品として『新世紀エヴァンゲリオン』の人気は衰える気配がない。 今年からは、新作劇場版映画4部作も予定されており、さらに話題が盛り上がりそうだ。 そうした『エヴァ』人気を追い風に、関連キャラクター商品の企画も数多い。しかし、今回その中でもキャラクター商品の極めつけともいうべきエヴァフィギュアが登場した。 それは有限会社秋山工房が発売する『エヴァンゲリオン初号機ヒューマンスケールフィギュア』である。その名前の通り等身大、というよりも全高2m9cmだから、並みの大人より遥かに大きい。サイズがでかいだけに値段も相応で、本体価格は98万5000円(税別)となっている。 消費税を含めると100万円を越えるというスケールの大きな商品となる。 こうした巨大高額フィギュアに、果たして購入者はいるのか少し心配になって来る。しかし、心配は無用、実は商品の大型化は現在のフィギュア業界のトレンドなのである。 バンダイの発売する1/12等身大モビルスーツシリーズは売れ行きも好調であるし、昨年海洋堂から発売された『北斗の拳』のケンシロウは609,000円(税込)という高額にもかかわらず、完売したという。 今回はアニメファンのなかでも圧倒的なブランド力を誇る『新世紀エヴァンゲリオン』だけに、ファンの熱い心をくすぐるのは間違いないだろう。 フィギュアを制作するのは、遊園地や映画のセット、イベントの造形物製作を本業とする秋山工房である。決して大きな会社ではないが、納得の行く造形を作りたいという情熱と、世に自分たちの存在を知ってほしいという思いから、この商品を企画した。 さらに秋山工房は、現在、等身大フィギュア「綾波レイ」の製作を進めているという。秋山工房の造形への思いはまだまだ続きそうだ。また、「綾波レイ」が完成すれば、今回のエヴァ初号機を上回る話題を呼びそうだ。(c)GAINAX・カラー/Project Eva/秋山工房 /エヴァンゲリオン初号機ヒューマンスケールフィギュア紹介ページ
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