話題の劇場アニメとVFX映画4作品を漫画原作という視点から切り込むメイキングセミナーと専門家の講演会が2月15日、16日に東京・豊洲で開催される。 イベントはコンピュター・グラフィックス関連事業を広く行なうエヌジーシー(NGC)が企画した3D-ays「漫画から映像映像へ 劇場作品を集めたメイキングセミナー」で、そのゲストの豪華さが注目である。 イベントの内容は主に注目の映像作品のクリエイターによるメイキングセミナーと、専門家による講演会となっている。 メイキングセミナーでは、最近大きな話題になった映像作品でマンガを原作とする4作品『蟲師』、『鉄コン筋クリート』、『「どろろ』、『新SOS 大東京探検隊』を取りあげる。それぞれについて、クリエイターを招きトークを行なう。 また、講演会ではアニメ特撮評論家の第一人者氷川竜介氏による「「漫画と映像の関係 ~相互変換が進化させた日本文化~」と日経BP社でアニメ・ビジネスに造詣の深い中村均氏の「変貌するアニメ・ビジネス ~その問題点と浮上へのソリューション~」である。 NGCの紹介によれば氷川氏の講演は、漫画家と映像作家の相互の変換が日本のコンテンツ文化に大きな力を与えたとしてその秘密を探る。また、中村氏は近年のアニメ・マーケットのセルDVD市場と海外ビジネスの苦戦の理由と成長のためのソリューションについて語る。 ふたりともそれぞれの分野でよく知られた人物だが、講演のテーマは今回独自のものとなっており大きな関心を呼ぶだろう。 イベントは2日間10時間以上に及ぶ長丁場である。しかし、これだけのゲストを集めたイベントは珍しく、密度はかなり濃い。とりわけアニメとVFXの映像に関心のある人にとっては貴重なものになるだろう。3D-ays「漫画から映像映像へ 劇場作品を集めたメイキングセミナー」2007年2月15日、16日(両日13時から)ユナイテッド・シネマ豊洲:スクリーン1 (ららぽーと豊洲内)企画・主催 株式会社エヌジーシー入場料:無料2月15日 「漫画と映像の関係 ~相互変換が進化させた日本文化~」 氷川竜介氏メイキングセミナー「蟲師」 古賀信明氏(スペシャルエフエックス スタジオ)メイキングセミナー「鉄コン筋クリート」 (STUDIO4℃)CGI監督: 坂本拓馬氏、演出: 安藤裕章氏ほか2月16日「変貌するアニメ・ビジネス ~その問題点と浮上へのソリューション~」 中村均氏 (日経BP社事業局 プロデューサー兼 nikkei BPnet 企画サイト編集 副編集長)メイキングセミナー「どろろ」 映画監督: 塩田明彦氏 (リンクス・デジワークス) VFXプロデューサー/スーパーバイザー: 浅野秀二氏、CGディレクター: 竹内一政氏 VFXディレクター: 鹿住郎生氏 モデレータ: 林伸彦氏メイキングセミナー「新SOS 大東京探検隊」 (サンライズ・エモーションスタジオ) 監督: 高木真司氏、CG監督: 小久保将志氏、CGアニメーションチーフ: 中島智成氏ほか詳細は下記サイトでご確認ください。/株式会社エヌジーシー(NGC) /3D-ays「漫画から映像映像へ 劇場作品を集めたメイキングセミナー」
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