TSUTAYA 4月からマンガレンタル開始(1/25) | アニメ!アニメ!

TSUTAYA 4月からマンガレンタル開始(1/25)

 日本経済新聞の報道によると、映像・音楽ソフトレンタルの大手カルチャア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、4月からマンガ単行本のレンタル事業を開始する。
 これは2月1日から書籍の貸与権が認められるのに合せたもので、2007年にCCCが経営するTSUTAYAのうち10

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 日本経済新聞の報道によると、映像・音楽ソフトレンタルの大手カルチャア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、4月からマンガ単行本のレンタル事業を開始する。
 これは2月1日から書籍の貸与権が認められるのに合せたもので、2007年にCCCが経営するTSUTAYAのうち100店で、各店3万冊以上のマンガ単行本を揃えると伝えている。

 マンガのレンタルは貸本屋のかたちで日本には古くからあったが、戦後の経済成長と伴にそのほとんどが姿を消した。また、出版物の貸与の法律が曖昧だったことが、音楽ソフトや映像ソフトのようなレンタル業の拡大を妨げていた面も強い。
 著作権法の改正で出版物の貸与権が認められ、法律面でのグレーゾーンがなくなったことが今回のCCCの進出の理由ともいえる。今後は、CCC以外にも、マンガレンタルを開始する業者は現れそうだ。

 マンガ単行本のレンタルは、現在でも停滞傾向にあるマンガ販売全体の売上げに大きな影響があるとの主張もある。しかし、今回のTUTAYAのレンタル開始だけでも、あらたに300万冊(100店×3万冊)のマンガ単行本の需要が発生することになる。これがTUTAYA全店(1300店)に広がればTUTAYAだけで3900万冊になる。
 さらに、貸本を行なう事業主が出版物貸与権管理センターに支払う、定価550円未満の単行本1冊あたり265円、定価550円から1000円の単行本で480円の貸与権使用料も巨大で無視できない。
 マンガレンタルの本格的な開始はマンガ出版の脅威であると同時に、あらたな収益源としても注目される。現在、DVDやCDでレンタル店の購買需要が無視できなくなっているように、マンガについても、レンタル店での需要が無視出来なくなる日が来るかもしれない。
 一方で、マンガレンタルの普及はマンガ単行本の購買需要を奪う可能性も強く、両刃の剣と言えるだろう。

/日本経済新聞 /書籍レンタル、大手が参入「TSUTAYA」が4月

/カルチャア・コンビニエンス・クラブ(TSUTAYA) 
/出版物貸与権管理センター 
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