米国版『NARUTO』の単行本7巻(Vizメディア)が、米国でその年に出版された書籍から最も優れた作品を選ぶキィル賞のグラフィックノベル部門(マンガ・コミック単行本部門)を受賞した。 キィル賞は大手メディアのNBCと出版情報のパブリッシャーウィークリーや国際ブックショーなどの事業を行うリードグループが主催している。ビジネス視点や読者からの評価も織り込み、出版ビジネスにおいて影響力の高い賞である。賞は全部で20部門、「ブック・オブ・ザ・イヤー」と分野ごとの賞から構成されている。 グラフィックノベル部門で日本のマンガが同賞を獲得したのは、『NARUTO』が初めてである。今回の受賞はアメリカの出版業界で勢い増す日本マンガの存在感をあらためて印象づけることになる。 米国版『NARUTO』はVizメディアから、現在11巻まで発売されている。その売れ行きは米国の出版界のなかで人気を増しつつある日本のマンガのなかでも、群を抜いている。 8月には米国の書籍ベストセラー総合ランキング21位に入るなど注目度も高まっており、今回の受賞にはそうした背景もあるだろう。 今回、『NARUTO』と並んでノミネートされた作品は、『Fun Home: A Family Tragicomic』、 『Mom's Cancer』、『Maximum FF: 第1巻』、さらに日本のマンガからもう1作品、平野耕太氏の『ヘルシング 第7巻』の5作品であった。 賞のノミネートは出版・書籍の専門家によるものだが、ノミネート作品から受賞作品の決定は一般投票によって行われる。米国の書籍総合ベストセラーのベスト150の常連になっている『NARUTO』は、熱心なファンも多いことから受賞は順当な結果だといえるだろう。 むしろ、ノミネートの段階で全米の出版専門家たちが2冊のマンガを選出したことのほうに大きな時代の変化が感じられる。/キィル・ブック賞公式サイト /NARUTO公式サイト(Viz メディア)
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