東映アニメーションは、ディズニーグループのウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナル ジャパン(WDTI‐J)と新作テレビアニメーションの共同製作をする契約を7月に結んだ。 両社が製作するのはテレビアニメーションシリーズ『ロボディーズ(仮)』で、CGと実写を組み合わせた作品になる。作品はWDTI‐Jが運営するアニメーションチャンネル「トゥーン・ディズニー」内の「ジェティクス」と呼ばれるアクション・アドベンチャーの番組枠で放映される。 さらに、80カ国2億7900万世帯が視聴する世界の「ジェテックス」でも放映をされる予定である。 今回の共同製作は、米国最大のアニメーション会社と日本最大のアニメーションスタジオの提携となる。近年、アニメーション作品における日米連携は増加しているが、それを象徴する出来事になるだろう。 また、『ロボディーズ』は東映アニメーションにとっては、初のCGを活用したテレビアニメシリーズとなる。今回のプロジェクトは、事業の国際化と同時にアニメーション制作CG化のトレンドも表れている。それは東映アニメーションの目指す今後の方向性と重なっている。 さらに、今回の製作は共同製作であるため作品の権利を東映アニメーションとディズニーが共同で保有すると見られる。米国では、大手メディアに対する番組制作は権利まるごと買い上げが一般的である。 例えば1980年代のトップクラフトなどに代表される日本のアメリカ向けのアニメーション制作は、製作の下請けで日本側に作品の権利が残ることはなかった。しかし、昨年のプロダクションI.Gとカートゥーンネットワークの『IGPX』など、権利を双方で所有する共同製作が近年増加しつつある。 これまで日本企業はアニメにおける海外企業との交渉があまり得意でないとされてきた。しかし、近年は日本企業の交渉力はかなり進歩している。 これは日本企業の海外市場での経験が増していることに加えて、米国企業からみた日本のアニメやアニメ制作会社の製作能力に対する評価が高いことに理由があるだろう。/東映アニメーション /ウォルト・ディズニー /トゥーン・ディズニー /ジェティクス
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