コナミデジタルエンタテイメントはKONAMIが世界展開を行っている『遊戯王』カードゲーム用カードの世界累計販売枚数が158億8000万枚を越えたと発表した。 この数はこれまで世界中で発売されたカードゲームとして世界最高となり、同社は世界一の認定のためギネスブックへの申請を行った。 『遊戯王』カードは、集英社発行する週刊少年ジャンプに1996年から連載されている高橋和希氏原作『遊戯王』を題材とした対戦型カードゲームである。今年でマンガ連載開始から10年を迎えるが、日本やアメリカ、ヨーロッパ各国の世界45カ国で高い人気を誇っている。 マンガ、ゲームのほか2000年以降に制作されたアニメシリーズの人気も高い。1990年代以降日本のアニメが世界市場で人気と注目されているが、『遊戯王』はその中でも『ポケットモンスター』や『ドラゴンボール』と伴に、世界で最も成功した日本アニメのひとつとされている。また、こうした人気の秘密は、番組と連動したカードゲームの魅力でもある。 対戦カードゲームの本場とされる北米市場では、『遊戯王』は歴史のある『マジック・ザ・ギャザリング』などのカードゲームを押さえて長年人気№1の地位を維持し続けている。ひと頃の勢いがなくなったとされる現在でも、『遊戯王』を越える対戦ゲームは未だ現れていない。 コナミによればカードゲームのほかゲームソフトのシリーズ累計販売数は1753万本。日本、北米、ヨーロッパで同時展開するオンライン版カードゲームの登録者数も100万アカウントを超えるなど依然人気が高い。 同社は、本年は北米市場の活動に特に力を入れ、ビジネスのさらなる拡大を目指す。/遊戯王公式サイト