2月4日に発表されたアニメーション作品を対象とするアニー賞は、長編アニメーション映画賞に『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』を選出した。そのほかの部門賞でも圧倒的な強さを発揮して、長編アニメーション映画関連の全部門賞を独占した。 作品でなく個人に与えられる部門賞も含めて『ウォレスとグルミット』が、受賞したのは、アニメーション映画のアニメ効果賞、キャラクターアニメーション賞、キャラクターデザイン賞、監督賞、音楽賞、プロダクション・デザイン賞、ストリーボード賞、声優賞、脚本賞の各賞である。 映画関連部門賞の独占受賞は、昨年の『Mr.インクレディブル』に続いて2年連続となる。これにより長編アニメーション映画賞以外で宮崎駿監督らが監督賞、脚本賞でノミネートされていた『ハウルの動く城』は、いずれも受賞を逃した。 このほか、カプコンの『バイオハザード4』がノミネート5作品のひとつに挙がっていたゲームソフトアニメーション賞では、『アルティメット スパイダーマン』が受賞をした。 テレビアニメなどのそのほかの部門では、日本の作品はいずれもノミネートされていない。このため、昨年に続き今年も全体でも日本作品からの受賞はなかった。 テレビアニメーション部門の作品賞には、カートゥーンネットワーク・スタジオの『スターウォーズ クローン大戦21話-25話』が選ばれている アニー賞は、今年で33回目を迎えるアニメーション作品にしぼられた賞である。アニメーションの分野では、最も権威のある賞のひとつとされている。 しかし、運営するのは国際アニメーション映画協会のハリウッド支部(ASIFAハリウッド)で、賞の選出はASIFAハリウッドの投票による。また、その対象もアメリカで発表された作品に限定されている。/アニー賞公式サイト /各部門賞一覧 /ASIFAハリウッド /ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!公式サイト
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