インターネットポータルサイトのヤフーは、自社の提供する検索エンジンの2005年の検索エンジンランキングを公表している。このランキングは今年1月1日から10月31日までの結果を集計したものである。今後11月、12月のデータ集計によって順位は変動する可能性も高いが、暫定的な結果としても昨年と今年の社会トレンドの変化を知る参考になるだろう。 注目されるアニメ・マンガ部門のトップは、総合ランキングでも16位に入った『ガンダム』。『ガンダム』は公開から25年を越えさすがだが、実は昨年は部門ランキングこそ4位であったが、総合ランキングではランキング外であった。 今年公開された『機動戦士Zガンダム』のふたつの劇場映画と若年層にも人気の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の相乗効果が大きかったといえそうだ。また、現代美術とガンダムを融合させた『ガンダム展』の開催など、企業側が絶えずガンダムの話題を提供し続けていることも理由のひとつに違いない。 アニメ・マンガ部門2位の『NARUTO』は、総合ランキングは前年と変わらず35位。昨年に続き高い人気を維持している。一方、昨年のアニメ部門1位であった『鋼の錬金術師』は今年の夏に劇場公開作品があったが、テレビシリーズを放映してないことが響いたのか、アニメ部門6位で総合ランキングからは姿を消している。 同様にテレビシリーズの終了した『テニスの王子様』が3位から7位と順位を落としており、アニメ・マンガ作品の注目度におけるテレビシリーズの役割の重さを感じさせる結果である。 昨年はこの部門の検索ランキングのベスト10は、人気長寿アニメ・マンガ作品がほとんどを占めていた。これに対して2005年の特徴は、マンガからの実写化作品に高い順位の作品が目立つ点である。3位の『ごくせん』、5位『NANA』、10位『ドラゴン桜』などである。現在、映像作品において注目されているマンガからの実写化作品の展開が、検索エンジンの世界でも確認できる。 さらに、4位『BLEACH』や9位『魔法先生ネギま!』など、長年の人気作品よりも旬な作品に注目が集まった1年だとも言える。 また、ゲーム部門では昨年の総合46位だった『ハンゲーム』が総合24位と急上昇し、昨年1位の『ポケットモンスター』を抜き1位になった。オンラインゲームの順調な市場拡大を感じさせる。2位は『ファイナルファンタジー』、3位『遊戯王』、4位『ポケットモンスター』である。昨年、アニメ・マンガ部門で6位であった『ドラゴンボール』は、今年はゲーム部門の5位とされている。 オンラインゲームのビッグタイトル『ラグナロクオンライン』は8位、対戦カードゲームが大ヒットした『甲虫王者ムシキング』は10位だった。/ヤフー /2005年検索ワードランキング 当サイトの関連記事 /2004年 日本で最も検索されたアニメは『ハガレン』
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