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展覧会場は、全体が2パートに分けられていた。最初のパートでIGが現在最も力を入れている『IGPX』、『BLOOD+』などの作品や今年の夏公開された『「×××HOLiC』などの紹介がされている。 後半パートは、『攻殻機動隊S.A.C.』や『ミニパト』などを中心にこれまでI.Gが手掛けてきた、数多くの作品を様々な資料を用いて紹介している。
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しかし、一押しの最新作品の紹介も面白いのだが、実は一番面白かったのは展覧会の後半パートのこれまでのプロダクション I.Gの手掛けた作品の資料である。主にセル画や原画を中心に展示がされていたが、こうした資料は目にする機会は少ない。また、展示された作品の中には、この作品もI.Gなのかというものが多く素直な驚きと伴に見ることが出来た。
例えば、隠れた名作として国内外で人気の高い『僕の地球を守って』などは、一般的なI.Gの魅力とは別の側面が現れているのでないだろうか。こうした作品の延長線上に本年公開された『ツバサ・クロニクル鳥カゴの国の姫君』や『「×××HOLiC』もあると考えることが出来るだろう。
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/プロダクション I.G展
/プロダクション I.G