押井守監督の劇場アニメ『イノセンス』が米国のアニメーション作品を対象にしたアニー賞の2004年度ベストアニメーション映画賞のノミネート4作品のひとつに選出された。『イノセンス』以外のノミネート作品は『シュレック2』、『Mr.インクレディブル』、『スポンジボブ』の3作品であった。 アニー賞は国際アニメーションフィルム協会が協会員の投票により、その年に公開されたアニメーション作品の中から最も優れた作品を選出する。米国のアニメーション作品に贈られる賞の中では、最も権威があるもののひとつとされている。来年の1月30日にノミネート作品からの受賞作品の選出、発表を行う。アニー賞の動向は2月27日に発表されるアカデミー賞のベスト長編アニメーション賞の占うえでも重要な意味合いを持っている。 また、『イノセンス』は、作品賞以外に技術効果賞で江面久氏、アニメーション映画監督賞で押井守氏、映画音楽賞で川井憲次氏がノミネートされており合わせて4部門でのノミネートになった。このほか日本作品関係では、TV音楽賞で『ウルフズレイン』の音楽を担当した菅野ようこ氏がノミネートをされた。 米国作品ではあるが日本にも馴染みの深い作品の中では、日本のポップ歌手Puffyをモデルにしたアニメーション『ハイハイ PUFFY アミユミ』がTVキャラクターデザイン賞とTVプロダクションデザイン賞にノミネートされた。 アニー賞は、映画、TV、コマーシャルの3分野にまたがりアニメーション作品に賞を与えており、その賞の数は特別賞を除いて21部門から構成される。この数ある賞の中で『イノセンス』がノミネートされたベストアニメーション映画賞は最も重要な賞とみなされている。一方で、元来、アニー賞はハリウッドを基盤にした賞であるためハリウッドスタジオのアニメーションがノミメートされがちである。今回は『Mr.インクレディブル』が作品賞を含めて16部門(部門内の重複ノミネート含む)、ドリームワークスが『シュレック2』と『シャークテイル』を合わせて14部門と大量にノミネートされている。特に、TV作品部門では日本アニメのノミネートは驚くほど少なく、唯一『ウルフズレイン』の菅野ようこ氏が音楽賞にノミネートされたのみである。これは、今だ、日本アニメが米国アニメーション業界ではメインストリームに属していないことを物語っているように思える。/国際アニメーションフィルム協会 /アニー賞 /イノセンス公式サイト /ウルフズレイン公式サイト /Hi Hi Puffy AmiYumi公式サイト
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