【そごう美術館】artisans と輪島塗 - PR TIMES|アニメ!アニメ!

【そごう美術館】artisans と輪島塗

会期:2026 年 1 月 22 日(木)~2 月 23 日(月・祝)/会場:そごう美術館



輪島復興支援 「そのさき」を考える企画

光沢の向こうに隠れた、奥深すぎる技法を読み解く

輪島塗が2024年能登半島地震により壊滅的な被害を受け、地域独自の分業制が大きな打撃を受け輪島塗の存続が危ぶまれる事態となっています。ここに何とか風穴を開け地域の復興と輪島塗の未来を見据えた展覧会を開催いたすことにより漆の技術の継承と輪島塗の未来を切り拓いていきたいと思います。 石川県立輪島漆芸技術研修所所長 小森邦衞氏(重要無形文化財「髹漆」保持者)の全面的なご協力のも と従来の漆の展覧会とは異なり輪島塗独自の工程などをわかりやすく親しみの持てるものとして、素地の作成における高い技術にも注目し輪島塗をご理解いただけるような構成として展示いたします。輪島塗の過去現在を見据え未来に向かう輪島を中心とした作家約 60 名の作品と素地を担う高い技術の技をご紹介いたします。
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漆 素地 素材 道具などにより、技法のプロセスをわかりやすく紹介

本展では完成された作品を単にご覧いただくだけでなく、今まで注目をされなかった加飾を施す前の「素地」の完成に 至る過程を詳しくその超絶技巧を公開いたし、輪島塗の複雑な工程をできる限り順をおってご覧い ただくとともに、実際に触っていただける展示とあわせてその工程に必要な道具も展示いたします。

〈 漆 うるし 〉 日本の漆 日本うるし掻き技術保存会 (岩手県二戸市浄法寺)漆は、縄文時代から使われてきた日本最古の天然塗料で樹液を採取します。 日本うるしの現在の主な産地は岩手県二戸市浄法寺近辺から算出される漆が国内最高峰と言われ、貴重な漆です。従来は輪島周辺でも採取されていましたが、漆林、漆掻き技術者の減少により、浄法寺が国内生産量の 75%を占めています。

〈 地の粉 〉 輪島塗は日本を代表する漆器の一大産地としてその名を轟かせ、国の重要無形文化財に指定されて います。輪島塗の特徴は「輪島地の粉」と称される下地漆に混ぜる「珪藻土」にあり、海中のプラン クトンが重なりできた地層(輪島市小峰山:以下写真)「地の粉山」で発見されこの珪藻土を水と米 糊、生漆で捏ね、焼成したものが「輪島地の粉」です。これを塗り重ね、漆が固まった後研ぐという 作業を繰り返し行うことにより堅牢な漆器の製作が可能になったことが他の産地と異なります。

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〈 技法 〉 木地や独特の素地つくりなどに注目して、その高い技術(重要無形文化財輪島塗技術保存会の技術者)「わざ」をご 覧ください。能登に古くから自生し受け継がれてきた能登ヒバ(アテ)材の独自の使われ方につい てもご紹介し、その重要性を考える一助としたいと思います。

輪島六職: 椀木地 指物木地 曲物木地 塗師 沈金 蒔絵

木胎・乾漆・紙胎・籃胎が主な素材

【 木胎 】 ・挽物 ヒノキ・トチ・サクラといった木材を使用
      轆轤を使い回転させて作る同心円状の球胎
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・指物 ヒノキ・キリ・クサマキ・アテ 木材を板状に加工

・曲物 ヒノキ・アスナロ・クサマキ 木材を柾目に制作された薄板巻胎
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・刳物 ホウノキ 轆轤を使わず、鑿や彫刻刀で彫り抜いた胎
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石川県立輪島漆芸技術研修所
石川県立輪島漆芸技術研修所は漆芸技術の保存と継承のため 1967 年に重要無形文化財保持者の故 松田権六先生のご奔走のもと輪島に誕生しました。設立にあたり松田先生は「芸は人なり」を基調とする教育方針のもと多くの卒業生を輩出しており、高度な技術の衰亡、消滅の危機をも感じ取られ、今後の発展や振興、研鑽の必要性を強調しておられ設立から 60 年その使命を果たしています。

重要無形文化財 輪島塗技術保存会
1977 年に輪島塗は重要無形文化財の指定を受けました。漆塗りのみでも 30 工程に及ぶ入念な作業 により、堅牢で漆独自の色彩光沢を発揮した美しい漆器製作の技術として高く評価されています。現在技術者は、椀木地師、曲物、指物、朴木地の四職、髹漆部門で塗師、蠟色の二職、加飾部門で沈 金、蒔絵の二職の計八職です。

輪島塗の装飾技法 現在人間国宝の先生の作品

輪島塗は当初無地の御膳と椀がセットになった素朴な「家具膳」が主流でしたが江戸享保年間に沈金、文化文政時代に蒔絵が加わり加飾の技法も発達を遂げました。

・沈金 山岸一男《漆象嵌箱「玉響」》
【沈金とは】 漆器の表面に鑿で文様を彫り、溝に漆を塗り金粉 や金箔などを沈めて定着させる技法。
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・蒔絵 中野孝一《栗鼠に葡萄文蒔絵箱》
【蒔絵とは】 漆で文様を描き金銀の金属粉を蒔きつけて文様を 表現する技法。
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・髹漆 小森邦衞《曲輪造籃胎食籠》
【髹漆とは】 漆を刷毛やヘラで塗り重ねる技法、下地工程を経 て上塗・仕上げ工程に
 至る幅広い技法。
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― 未来に向けた研修所卒業生の作品約 50 作家の作品を展示 -

輪島塗の象徴と未来
漆芸は日本を代表する工芸で、その技術は世界に誇るものです。生活様式の変化により急速に伝統文化の継承が困難となっている現代、室町時代から芽生え始めた輪島塗の技を磨き積み重ねた歴史を基に重要無形文化財輪島塗技術保存会は技術の伝承に努めて 1977 年認定を受けました。輪島塗は職能による完全な 分業制により技術が地域独自に発達したことが一大産地を作り上げました。かつて漆の神様と言われた石川県出身の松田権六氏が、輪島にこの漆芸技術研修所を創設した意図とともに、改めて日本が誇る漆芸の未来を今一度考え、この高度なかけがえのない技術伝承の重要 さを広く皆様に伝えご理解いただき、未来に継承することが今を生きる私たちの使命と強く考え、 この展覧会を開催いたします。

開催概要

展覧会名: artisans と輪島塗
会 期:2026 年 1 月 22 日(木)~ 2 月 23 日(月・祝) 会期中無休
会 場 :そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店 6 階)
住 所: 220-8510 神奈川県横浜市西区高島 2-18-1
    そごう横浜店6階 045-465-5515[美術館直通]
時 間 :午前 10 時~午後 8 時 *入館は閉館の30分前まで。
入 館 料:(税込)一般 1,400(1,200)円、大学・高校生 1,200(1,000)円、中学生以下無料

*( )内は前売、公式オンラインチケットおよび[クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアム アプリ]を ご提示の方の料金です。
*前売券は 12 月 20 日(土)から 1 月 21 日(水)まで公式オンラインチケットおよびそごう美術館にてお取り扱いしております。
*障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者 1 名さまは入館無料。

【そごう美術館 公式サイト】https://sogo-museum.jp/
【X(旧 Twitter)】https://x.com/sogomuseum

プレスリリース提供:PR TIMES