デザイン制作・システム開発、防災ソリューションを手掛けるビット・パーク株式会社(本社:東京都目黒区・代表取締役:野口 修)は、福井県高浜町において、当社が開発した遠隔操作で避難所の解錠・施錠が可能な鍵収容箱「ココBOXII」最新モデルの試験導入を開始しました。今回は、災害時に自治体が抱える地域課題に対し、実運用における効果を検証する取り組みとして位置づけられています。

高浜町が抱えていた防災の地域課題とは?
2024年1月の能登半島地震、高浜町では津波による避難指示が発令されました。当時は避難所の鍵を役場で管理しており、担当者が役場に鍵を取りに行き、避難所を開設する運用でした。しかし災害時の混乱の中では、一部の避難所で開設作業が追いつかず、避難所開設に時間を要し、避難に支障が生じる場面がありました。この課題を踏まえ、防災安全課ではDX推進課とともに『担当者が現地に駆け付けなくても避難所を開設できる仕組み』をさまざま検討し、その結果「ココBOXII」の試験導入に至りました。
「ココBOXII」導入の決め手となったのは「避難所の鍵を収納した箱をリモートで解錠・施錠できること」「保管している鍵が箱の中にあるか、収納状況を管理できること」「地図と連動した管理画面のわかりやすさ」とのこと。今回の試験導入では、高浜町立中央体育館に「ココBOXII」を設置し、7月より実運用を開始しました。今後は町の防災訓練にも活用しつつ、いざという時の初動対応に備えます。

リモート鍵収容箱「ココBOXII」
「ココBOXII」は、発災時の避難所開設をスピーディに行うことを目的とした防災DXツールです。災害発生時、「鍵が届かず避難所が開設できない」「担当者が現地に行けない」「夜間・休日で対応が遅れる」などの「鍵の問題」をデジタル技術を活用して解決します。
災害時に使用する避難所等施設の鍵を「ココBOXII」に収容しておくことで、いざというときに遠隔操作やJアラート連携によって迅速な避難所の開設が可能。鍵を管理する担当者の心理的・物理的負担を軽減し、災害発生時の迅速な対応をDXにより実現し、安全と効率を兼ね備えた鍵管理を提供します。
◎ココBOXIIホームページ https://cocobox.bitpark.co.jp/

今後の展望
全国の指定避難所は現在約9万箇所あり、避難タワー等を含め将来的には10万箇所以上になると見込まれます。「ココBOXII」は、各拠点の遠隔通信と多様なセンサーを統合する情報ハブとして、災害時の迅速・正確な状況把握と運営支援を実現するとともに、平時から活用される地域の基盤インフラとなることを目指しています。さらに、マイナンバーカード等を読み取る機能により避難者情報の把握も可能になります。また、施設予約システムとの連携により、平時には公共施設の利用管理への活用も目指しています。平時は施設管理を支援し、非常時には防災DXの中核となる情報ボックスとして、今後も機能拡充と高度化を進め、避難所運営の効率化と住民の安全確保に貢献してまいります。
能登半島地震での実績(新潟県佐渡市)
2024年1月に発生した能登半島地震において、新潟県佐渡市に設置されていたココBOX(初期タイプ)28台が稼働。地震検知による自動解錠と自治体職員によるリモート解錠操作で、発災当日に2,830人の住民の安全確保に貢献しました。
受賞歴
★ジャパンレジリエンスアワード(強靭化大賞)2025 優秀賞を受賞
佐渡市の実績などが評価され、優秀賞を受賞しました。
★Tokyo Social Innovation Tech Award 2025 奨励賞を受賞
能登半島地震における大規模災害発生時の迅速な初動対応支援の実績と、少子高齢化に伴う人手不足解消を防災DX技術の活用で解決に取り組んでいる点が認められ、奨励賞を受賞しました。
<会社情報>
ビット・パーク株式会社は、Web制作、グラフィック制作、コンテンツ制作、システム開発、ネットワーク運用、動画制作、ノベルティ制作など、幅広いクリエイティブと技術領域を一社で担う制作会社です。GPSを活用した位置情報サービスやファイル転送サービスなど、オリジナル製品の企画・設計・販売・運用にも積極的に取り組んでおり、「+Something」の精神で新しい価値と可能性を追求しています。
会社名:ビット・パーク株式会社
所在地:東京都目黒区緑が丘2-5-10
代表者:代表取締役 野口 修
設立:1994年3月
資本金:1,000万円
従業員数:25人
事業内容:Webサイト制作/グラフィックデザイン/システム開発/ソフトウェア開発/ネットワーク構築・運用

