大西亜玖璃、「ふわふわ時間」や「可愛くてごめん」などカバーも多数披露！ ファンクラブイベント「カラーりんぐ！」昼の部レポ

大西亜玖璃のおふぃしゃるふぁんくらぶ「あぐりんぐ」のファンクラブイベント「カラーりんぐ！」が、延期を経て11月3日に竹芝ニューピアホールで行われた。
本記事ではその昼の部の模様をレポートする。

真っ赤な「あぐりんぐ」法被を着ているファンがたくさん集まった会場は、イベントの開始を今か今かと楽しみに待つ。ステージの真ん中にはソファとJOYSOUNDのカラオケ機材、両脇には大きなマイクのオブジェが飾られ、ステージは完全にカラオケボックスといった佇まいだ。

会場が暗転し、“あぐぽん”こと大西が登場すると、いきなりAKB48の「へビーローテーション」をダンスをしながら披露する。サビではくるっと回転したり、指をさしたりし、ファンもしっかり声を出して盛り上げていった。歌い終えた大西が「今日はFCイベントということで、みんなでカラオケオフ会を楽しみたいと思います！」と言って飲み物を頼むと、オレンジジュースを持った工藤智美プロデューサー（以下、工藤P）が登場。2人で歌った曲について話していく。工藤Pはこのあとも大西が1曲歌うごとに登場し、一緒にトークをするという構成で送られた。ちなみに「へビーローテーション」は、大西が中学の頃に学校で話題になっていた曲だそうだ。

みんなで乾杯をしたあと、大西は再びカラオケコーナーへ。イントロで、すぐに大きなクラップが起きるほど盛り上がったのは「ふわふわ時間」（桜高軽音部）だ。真っ直ぐな歌声と爽やかでかわいいラップを届ける。以前、「CrosSing」でカバーしていたこともあって、見事なパフォーマンスとなった。カラオケのリクエストアンケートでも上位だったそうだ。そんな大西が緊張していると言って歌ったのは、レーベルメイトである諏訪ななかの「ふれてみたい」だ。恋する女の子を主人公にした「〇〇たい」三部作の1曲だが、たたみかけるボーカルと、ファルセットが心地良いナンバーとなった。

「諏訪さんの曲を歌ってほしい」というリクエストはあったそうだが、曲は大西自身がリクエストしたとのこと。諏訪のミニアルバム「Winter Cocktail」の1曲目で、聴いてすぐに良いアルバムだと確信したそうだが、作曲者が自身のデビュー曲「本日は晴天なり」などを手掛けている鶴崎輝一で曲でも共通点があることを話す。加えて、2人で京都で行ったコンサート時に一緒に京都を回ったエピソードなども披露した。

続いては、大西が度々好きなアーティストとして名前を挙げていたJUDY AND MARYの大ヒット曲「そばかす」を熱唱する。自身の楽曲ではあまり聴けないパワフルなボーカルはレアな感じだ。工藤Pも、夜の部で歌う曲も含めて大西の新しい一面が見られたと絶賛した。その後、工藤Pがその場にとどまり大西も椅子に座ったまま、本当にカラオケボックスで歌うように「可愛くてごめん （feat. かぴ）」（HoneyWorks）を披露する。途中から立ち上がって歌っている様子は、工藤Pがスマホで激写していた。

尊いパフォーマンスとなった「可愛くてごめん」は、アンケートでもナンバー1の人気だったという。それだけ大西にぴったりの曲だが、大西もこの曲の歌詞に共感しているらしく「私が私のことを愛して何が悪いんだ！　このモチベーションでいられたらいいのに！って、初めて聴いたときに思いました」と力説していた。

続いては、観客からリクエストをその場で募ってカラオケをするコーナーへと移る。まとまらないリクエストに、工藤Pが大塚愛の「さくらんぼ」がアンケートで人気だったと言うと、観客もそれに賛同した。「歌えないところは歌ってね！」とお願いしてから歌い始めると、観客もノリノリでコールをしたり、うろ覚えのところは少しサポートしたりと、本当に一緒にカラオケをしているかのような時間が流れた。

楽しいカラオケコーナーのラストは、新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」が飾った。おじさんダンサーズ（スタッフ）をバックに、大人っぽいボーカルを聴かせる。「そばかす」に続き、普段はあまり見ることができないカッコいいボーカルが披露され、低いキーでも魅了した。

カラオケコーナー後は自身のライブコーナーだ。「夢で逢えなくても」のMVで着用している真っ白なワンピースに衣装をチェンジして、まずは大西の真骨頂とも言うべきかわいさあふれる「指先ハート」からスタートした。ピンクのペンライトが揺れ、観客も大きな声援をステージに送る。

そこから、ダンスチューンの「NTMUエイリアン」、キャッチーなポップナンバーの「Love・Me・Do」とライブでも人気のナンバーを続け、会場を盛り上げていく。最後には最新曲「夢で逢えなくても」を披露。長い間奏では、観客が力の限り手を振り上げ、声を上げる。そして最後の“ロックンロール”の叫びもカッコよく決めると、大西は「じゃあ、また！」と言って、足早に去っていった。

すると工藤Pが登場し、「昨今イベントでは必ず歌っている曲がありますが、ステージで大西と踊りたい人はいますか？」と呼びかけると、数多くの立候補者が手を挙げる。その中からじゃんけんを勝ち抜いた6人がステージに登壇し、おじさんダンサーズと一緒に「はじまるウェルカム」を大西と一緒に踊ることになった。FCイベントらしい企画にファンも喜んでいた。

そして再びTシャツ姿で登場した大西は、ファンと一緒に「はじまるウェルカム」を楽しそうに踊りながら歌う。サビの振り付けもバッチリだったファンに、「しっかり踊れてたよ！」と声をかけていた。大西は「自分の曲でもたくさん盛り上がることができたし、アンケートのおかげでカラオケも盛り上がって、嬉しかったです」と話し、昼の部を終えた。

大西は現在、5thシングル「夢で逢えなくても／指先ハート」が発売中。リリースイベントも開催中で、今後も各地を回ったのち、2024年1月20日には東京の科学技術館サイエンスホールでファイナルが行われる。

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