秋アニメ「葬送のフリーレン」YOASOBIによるOPテーマ「勇者」のアニメフルMV公開！ 楽曲用原作小説も

TVアニメ『葬送のフリーレン』がいよいよ、日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送された初回2時間スペシャルよりスタートした。これに伴い、YOASOBI「勇者」に乗せたOP映像のノンクレジット版と「勇者」のフル尺MV、同曲を制作するために書き下ろされた楽曲用原作小説「奏送」がそれぞれ公開された。

『葬送のフリーレン』は、山田鐘人が原作、アベツカサが作画を手掛ける、「週刊少年サンデー」にて連載中のマンガを原作とする“後日譚”ファンタジー。勇者とそのパーティによって魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、勇者と共に魔王を打倒した千年以上の時を生きる魔法使い・フリーレンと、彼女が新たに出会う人々の旅路が描かれていく。
“魔王討伐後”という斬新な時系列で展開する胸に刺さるドラマやセリフ、魔法や剣による戦い、思わず笑ってしまうユーモアなど、キャラクターたちが織り成す物語で多くの読者を獲得する。コミックスは累計発行部数が1000万部を突破しており、2021年には「マンガ大賞2021」の大賞、「第25回手塚治虫文化賞」の新生賞を受賞するなどマンガファンの間で旋風を起こしている。

そんな本作は、TVアニメシリーズとしては史上初となった、日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送された初回2時間スペシャルよりスタートした。このたび、その初回2時間スペシャル内でお披露目となった、OP映像のノンクレジット版が公開された。

ヒット曲を連発しているユニット・YOASOBI によるOPテーマ「勇者」に乗せて展開するこの映像は、絵コンテ・演出を『葬送のフリーレン』本編の斎藤圭一郎監督が担当したもの。ヒンメルの死を目の当たりにし、人を知ろうとしてこなかったこれまでの自分を悔い、“人の心を知るための旅路”へ歩みを進めたフリーレンの心のように、映像が進むにつれて絵が次第に色を帯びていく演出に引き込まれる。今後、この映像が毎週の『葬送のフリーレン』のスタートを飾っていく。

さらに、本編のOP映像だけでなく、「勇者」の楽曲フル尺のMVも公開となった。このMVは、本編と同じくマッドハウスが制作しており、全編が『葬送のフリーレン』のオリジナルアニメーションで構成されている。

YOASOBI が紡いだ静けさと激しさが同居するような楽曲「勇者」に乗せて、フリーレン、勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼンの“勇者パーティー”の4人が旅する姿を捉える。中でも、フリーレンと彼女に大きな影響を与えるヒンメルの絆を感じさせる描写、そして時折り目に飛び込む切り絵のような演出が印象的な仕上がりだ。

このほか、この「勇者」を制作するために書き下ろされた、原作者の山田鐘人の監修による楽曲用原作小説「奏送」も、MVと同時に公開されている。“小説を音楽にするユニット”であるYOASOBIの楽曲制作にあたって執筆された「奏送」で綴られるのは、勇者ヒンメルの死後5年後にフリーレンが訪れた、“音楽都市”と称される小都市を舞台にした物語だ。

音楽があふれるその場所で出会った老女からフリーレンは、ある難解な依頼を受けることになる。「奏送」はアニメ『葬送のフリーレン』の公式ホームページで公開中なので、ファンはぜひ目を通してみたい。アニメ本編のスタートを飾るOP映像に、全編アニメーションで描かれるMV、そしてOPテーマ制作のために書き下ろされた小説と、OPにまつわるさまざまな要素を楽しもう。

TVアニメ『葬送のフリーレン』は、来週10月6日からは日本テレビ系の新アニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT（フラアニ）」にて、毎週金曜23時より放送となる。また、各動画配信サービスでは9月30日より、毎週土曜0時から最新話が順次配信される。

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