「夏目友人帳」最新30巻、ニャンコ先生アクスタ付き特装版が登場！井上和彦ナレーションのPVも公開

マンガ『夏目友人帳』の最新巻となる第30巻が、9月5日に発売を迎えた。通常版に加えて、「ニャンコ先生アクリルスタンド」付きの特装版も登場した。発売に伴い、井上和彦のナレーションによるPVも公開されている。

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2023.9.5 Tue 13:05

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ニャンコ先生アクリルスタンド　【左】LaLa10月号ふろく【右】コミックス30巻特装版

『夏目友人帳』は、「LaLaDX」2003年7月号に読切として掲載されたのち「LaLa」にて連載中の、緑川ゆきによるあやかし契約奇談だ。祖母の遺品「友人帳」を手にして以来、妖怪たちから追われる身となった妖怪が見える少年・夏目貴志が、祖母が妖怪たちと交わした「契約」をめぐり自称用心棒のニャンコ先生とともに忙しい日々を送る姿を描く。

アニメ化も果たしており、TVアニメシリーズは2008年に放送を開始した第1期を皮切りに第6期まで制作され、深夜アニメとしては他に類を見ないロングシリーズとなった。2018年9月にはシリーズ初の長編オリジナルエピソードを描く劇場版も公開。動員数・興行収入・初日満足度ランキングにおいて第1位に輝き、興収9億・動員数60万人を超える大ヒットを記録した。さらに、2021年1月にはファンに人気のふたつの短編エピソードが劇場にて限定上映されるなど、映像化が続く。先日、アニメの15周年突入にあわせて6年ぶりの続編となるTVアニメ第7期『夏目友人帳漆』の制作決定が発表されている。

このたび発売を迎えた第30巻では、夏目は箱崎氏の孫・紅子から祖父の屋敷に「幽霊」がいるのではないかと相談される。誰もいないはずの屋敷なのに、物音や音楽が聞こえたりするというが、夏目はその正体は妖ではないかと予想する。ほか、占い師のクララと共に訪れたオークション「何首鳥の会」で起きる事件を描く「とある少女の肖像」なども収録している。

また第30巻は、通常版に加えて「ニャンコ先生アクリルスタンド」付きの特装版も登場した。アクリルスタンドとしても、アクリルキーホルダーとしても使える。本作の20周年記念ということで、9月21日まで販売中の「LaLa」10月号付録とあわせると緑川描き下ろしの「2」と「0」のニャンコたち、計20匹のニャンコが勢揃いする仕様となっている。書店では、別バージョンの20周年ロゴステッカーがもらえるフェアも開催中だ。

このほか、9月5日の「朝日新聞」朝刊では、「夏目友人帳連載20周年記念」広告が掲載された。これは、2023年1月の第29巻発売時にX（旧Twitter）上で募集したユーザー名を記した、今回だけの「特別な友人帳」となるもの。全3種で、応援してくれた読者の名前を返しているので、ファンはぜひ実物を手に取ってみたい。