新アニメ『悪魔くん』と、東映アニメーションによるキャンペーンプロジェクト「ゲゲゲ ゲゲゲの鬼太郎」の始動、「水木しげる生誕100周年記念展覧会」の開催、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の新作映画化がアナウンスされた。
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』ティザービジュアル
まず、水木しげるの代表的な作品のひとつである『悪魔くん』は、新アニメの始動が決定した。
『悪魔くん』とは、“悪魔くん”と呼ばれる一万年に一人の天才少年が、悪魔と十二使徒の力を借りて、争いも飢えもない理想郷を創ることを目指す物語だ。最初の作品は、水木しげるが貸本マンガ家だった1963年に出版され、その後「週刊少年マガジン」や「週刊少年ジャンプ」などでも内容を変えて連載。1989年にはTVアニメ化も果たした。
このたび公開された新ビジュアルは、左に埋れ木真吾の悪魔くん、中央に今回の主人公となる2代目悪魔くん、右にメフィストという構成で、新旧のキャラクターが交わるもの。
スタッフは、1989年にTVアニメ化された際のシリーズディレクターである佐藤順一を総監督に、シリーズ監督で追崎史敏、シリーズ構成で大野木寛が参加することになった。
キャンペーンプロジェクト「ゲゲゲ ゲゲゲの鬼太郎」キービジュアル
また、東映アニメーションが始める新たなキャンペーンプロジェクトとして、「ゲゲゲ ゲゲゲの鬼太郎」が始動する。
これは、世代を超えて多くのファンに愛され続けている『ゲゲゲの鬼太郎』の魅力を伝えるべく、1968年スタートのTVアニメ第1期から2018年スタートの最新第6期まで、全6シリーズを同時使用してキャラクターを展開するものだ。
「ゲゲゲ ゲゲゲの鬼太郎」というプロジェクトの名称は、6シリーズの同時使用にちなみ「ゲ」を6個にして名付けられた。これを記念して、第1期から第6期までの中から選出した、全6シリーズの鬼太郎たちが集合した新しいキービジュアルも公開されている。
水木しげる生誕100周年記念ロゴ
さらに、“妖怪”をメインテーマとする「水木しげる生誕100周年記念展覧会」の開催が決定した。
この展覧会では、後世に伝えていくべき“妖怪”とは何なのか、「昔の人の残した遺産」を水木しげるが後世に伝えるために描いた数々の作品とともに紹介していく予定だ。
このほか、2018年から2020年にかけて放送されていたアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期は映画化がアナウンスされた。『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』というタイトルで、知っているようで知らない「鬼太郎の誕生」……その隠された謎に迫るストーリーが描かれていく。
キャストは鬼太郎役で沢城みゆき、鬼太郎の父役として野沢雅子が出演。期待度高まるティザービジュアルも公開されており、今後の続報を楽しみに待ちたい。
＜以下、「水木しげる生誕祭」出演者コメント全文掲載＞
【野沢雅子（1・2期鬼太郎役、6期目玉おやじ役） 】
水木しげる先生、生誕99年おめでとうございます。
「ゲゲゲの鬼太郎」映画になるそうです。嬉しいですね。ワクワクしています。ぜひお友達を誘って、観に来てくださいね。
【古川登志夫（6期ねずみ男役）】
水木しげる生誕祭にご参加いただいた皆様、楽しんでいただけましたでしょうか？そして本日発表された「悪魔くん」のアニメ化は、想像以上のビッグニュースでした！僕も何かしらの形で関われると嬉しく思います。
【原口尚子（水木プロダクション・水木しげる長女）】
水木しげる生誕100年をこのように賑やかに盛り上げていただき、ありがとうございます。
皆さんどうぞ楽しみにしていて下さい！
不自由な生活を強いられる現在ですが、生誕100年の来年こそはもっと状況が良くなることを祈りつつ・・・！
【鳥取県知事 平井伸治】
「まんが王国とっとり 生誕99年 水木しげる生誕祭」のご視聴ありがとうございました。
映画「ゲゲゲの鬼太郎」など万々歳です！
百歳のお誕生日に向け盛り上がる先生のふるさと鳥取県境港市へ、感染防止対策をとってぜひお越しください。
【境港市長 伊達憲太郎】
水木しげる生誕祭に参加された皆様ありがとうございました。
水木しげる先生の生誕 100 周年記念として、映画「ゲゲゲの鬼太郎」の制作決定などが発表され、期待と喜びでいっぱいです。
境港市としても来年の生誕 100 年を盛り上げていきたいと思います。
【永富大地（東映アニメーション株式会社プロデューサー）】
水木しげる生誕 100 周年記念４大プロジェクトのうち、映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」と新作アニメ「悪魔くん」をプロデュースさせていただくことになりました。
この2作品を映像化できる喜びとプレッシャーで身が震えております。もちろん全身全霊で取り組みます。
毎年3月の鳥取県さん境港市さんとの生誕祭、そして11月に調布市さんで実施されるゲゲゲ忌で随時情報を発表できればと思っております！一緒に水木先生の100周年を盛り上げてください！
（C）水木プロ（C）水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
