2021年冬アニメでは、体の細胞を人に置き換えた『はたらく細胞!!』や『はたらく細胞BLACK』、実在の競走馬をモチーフとした美少女キャラクターが活躍する『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』などのタイトルが放送中です。アニメ!アニメ!読者の中にもお気に入りの擬人化作品がある方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は「“擬人化”系作品といえば?」と題した読者アンケートを実施しました。1月28日から2月4日までのアンケート期間中に142人から回答を得ました。
男女比は男性約35パーセント、女性約65パーセントと女性が少し多め。年齢層は19歳以下が約65パーセント、20代が約20パーセントと若年層が中心でした。
■楽しく学べる擬人化作品が上位に!
第1位
1位は『はたらく細胞』。支持率は約35パーセントでした。
本作は体内で働く細胞たちを擬人化したマンガが原作。現在はTVアニメ第2期『はたらく細胞!!』が放送中です。
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『はたらく細胞!!』キービジュアル(C)清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction
読者からは「アニメを楽しめるだけじゃなく、高校生物の知識も増えるのでありがたいから」や「面白いだけでなく非常に勉強になります! 私は大学院で細胞学を専攻していますが、教授もこのアニメを誉めていました」と体の仕組みを学べる点が人気を博しています。
第2位
2位は『刀剣乱舞-ONLINE-』。支持率は約15パーセントでした。
こちらは日本の名刀を男性キャラクターとして描いたゲームが原作。アニメは『刀剣乱舞-花丸-』と『活撃 刀剣乱舞』の2作品が制作され、舞台や映画など多彩なメディアミックスが行われています。
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「活撃 刀剣乱舞」(C)Nitroplus・DMM GAMES/「活撃 刀剣乱舞」製作委員会
「もう現存していないと言われていた刀剣の発見に繋がった擬人化作品の頂点だと思います」や「歴史的文化財である刀剣を守るためのクラウドファンディングなどにも影響を与えているから」など、作品を超えて、大きなムーブメントを巻き起こした事例を理由にあげる意見が目立ちました。
第3位
3位は『ヘタリア Axis Powers』。支持率は約10パーセントでした。
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『ヘタリア World★Stars』ティザービジュアル(C)日丸屋秀和/集英社・ヘタリアW★S製作委員会
本作は世界の国を擬人化したマンガが原作。2021年春にはアニメ第7期が放送予定の長期シリーズです。「この作品のおかげで近現代の勉強もはかどるようになりました」や「やっぱり擬人化ブームの原点はこの作品。笑いあり涙ありで、世界史がより面白くなる。今年4月再始動のアニメ化がとても楽しみです!」といったコメントが寄せられています。
■そのほかのコメントを紹介!!
『うちタマ?! ~うちのタマ知りませんか?~』には「猫や犬が可愛く擬人化されたアニメですが、実際の彼らは普通の動物であって、人間と話をしたり、意思を伝えることができないところがリアルで面白かった」。
『けものフレンズ』には「かばんちゃんがヒトとしてのひらめきや知識を活かして、動物のフレンズのために問題を解決していくストーリーに感動しました。優しい世界が描かれていて心が浄化されます」。
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「けものフレンズ」(C)けものフレンズプロジェクトA
『艦隊これくしょん -艦これ-』には「沢山の艦隊が個性あふれる美少女たちに擬人化されていて可愛い。艦の種類によって違う衣装を着ていたり、姉妹艦同士の仲を楽しめたりするのも魅力」。
『ウマ娘 プリティーダービー』には「競馬のドラマをわかりやすく知ることができ、スポーツものとしても手に汗握る展開で面白い」と現在第2期が放送中のタイトルにも投票がありました。
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『ウマ娘 プリティーダービー Season2』キービジュアル(C)2021 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」製作委員会
今回のアンケートではエンタメとして面白いだけでなく、いろいろな知識を学べる作品が上位にランクインする結果となりました。
『文豪ストレイドッグス』のように実在の文豪のイメージを、異能力者として擬人化した作品にも投票がありました。
■ランキングトップ10
[“擬人化”系作品といえば?]
1位 『はたらく細胞』
2位 『刀剣乱舞-ONLINE-』
3位 『ヘタリア Axis Powers』
4位 『アズールレーン』
5位 『うちタマ?! ~うちのタマ知りませんか?~』
6位 『艦隊これくしょん -艦これ-』
7位 『けものフレンズ』
8位 『文豪ストレイドッグス』
9位 『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』
9位 『ウマ娘 プリティーダービー』
9位 『妖怪ウォッチJam 妖怪学園Y ~Nとの遭遇~』
(回答期間:2021年1月28日~2月4日)
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。