
佐野との初対面に、芹澤は「テレビに出ていた人が横にいるから感動しています(笑)」と切り出し、実写映画版を観たばかりという上西は「本当に佐野さんが筒井そのもので。筒井が今、横にいる!っていう感じがします」と絶賛。
また上西からは「実はアニメのオーディションを受ける段階で、佐野さんが演じる筒井の映像を見て、少し参考にさせて頂いたんです」との裏話も披露され、両声優の言葉には佐野も「本当に、嬉しいです!ありがとうございます!」と笑顔を見せる。
演技への取り組み方や役作りの話題では、芹澤が「普段はアニメっぽい声を出すんですが、この作品はつっつんが初めてリアルの女の子に恋をするお話なので、実写版の皆さんのような、生の人間っぽいお芝居を意識していました」とコメントし、上西がその様子を「色葉は最初、感情を表に出せないキャラクターなんですけど、芹澤さんは感情を出せる方なので、それをセーブするのが苦労している印象がありました」と回想。

佐野は「普段は使わないアニメの用語だとかを覚えて、難しい動作をしながら早口で喋ることは初めての試みだったので難しかったです」と、アニメとは異なるアプローチの役作りについて振り返った。
現場の雰囲気やキャストとの交流について質問されると、芹澤が「アニメキャラの関係性と、キャストの関係性が似ていました。上西君は初めてのメインキャストで緊張していて、先輩方に見守っていただいてましたね」と明かし、上西はそれに「筒井のキャラがおたおたしているので、僕自身もわたわたしながら噛んでしまったことを、芹澤さんたちや先輩方がいじってくださいました」と続ける。

佐野からは、筒井の妄想として登場するキャラクター“えぞみち”との会話シーンについて、「現場にセリフを合わせてくれる声優さんが来てくださって、イヤフォンから聞こえる声と合わせて演技をしていました。でやっぱり、何もないところを見て、えぞみちと会話をする演技をしなければならなかったので、そこはやっぱり大変でした。そういう経験は初めてでしたし」との苦労話も飛び出した。
このほか当日はアニメファン限定の特別試写会ということで、佐野が「朝ご飯を食べながらアニメを見ているシーンがあるんですけど、そのアニメが『ちはやふる』で僕が演じた筑波くんのシーンを使ってくれていて。映画見るまで知らなかったんですけど、夢のコラボです!」とアピールする場面も。
最後には芹澤が「アニメも2期もありますし、まだまだ『3D 彼女』を愛してくれたらいいなと思います」、上西が「この作品は男の人が読んでも筒井光という一人の男子高校生に対して感情移入して読める作品だと思うので、ここから派生した映画やアニメに対しても絶対に共感できる部分があると思います」とコメント。
佐野は「公開は9月14日なので、今日観てくれた方々も、是非、今度は映画館で観て頂けると嬉しいです!映画版も面白かったよ!とSNSにも呟いたり、色々宣伝して頂きたいです!」と締めくくった。

映画『3D彼女 リアルガール』は、9月14日(金)より全国ロードショー。
映画『3D彼女 リアルガール』アニメファン限定特別試写会
日時:9月5日(水)
場所:ワーナー・ブラサース神谷町試写室
登壇者:芹沢優(アニメ版:五十嵐色葉役)、上西哲平(アニメ版:筒井光役)、佐野勇斗(映画版:筒井光役)
(C)2018 映画「3D彼女 リアルガール」製作委員会 (C)那波マオ/講談社