2015年4月13日に、細田守監督の最新劇場映画『バケモノの子』のキャストがいっきに発表となった。これに合わせて主要キャラクターも公開されたが、12月の製作発表時には隠されていた作品の重要なコンセプトがいくつも明らかになった。もっとも大きなサプライズは、主人公だろう。これまで公開されてきたビジュアルは少年の姿だった。本作は少年の成長物語とも見られていたが、今回新たに主人公・九太の成長した姿が描かれている。どうやら本作では成長後の九太の冒険も描かれるようだ。当初公開されていたティザービジュアルは、少年が渋谷の街に立っていた。背景となった渋谷の街の中には、現在はすでになくなっているHMVの渋谷店などが描かれていたが、これが大きな伏線となっていたようだ。発表では、九太は9歳のとき、ある事をきっかけに両親と離ればなれになってしまったという。偶然バケモノ界の「渋天街」に迷い込み、バケモノ・熊徹の弟子になる。そして青年となった九太と関わることになりそうなのが、楓だ。渋谷にある進学校に通う女子高生。九太と図書館で出会い、一緒に勉強する。新たに公開されたビジュアルでは成長した九太と並んでいる。作品の核ともいえる役とされており、冒険にプラス、ラブロマンスも期待出来るのかもしれない。今後の発表を待ちたい。ふたりを取り巻くキャラクターは賑やかだ。役所広司が務めることになった熊徹は、バケモノ界でも一、ニを争う存在だという。さらにバケモノを束ねる長老の宗師はウサギの姿、熊徹の悪友で僧侶の百秋坊は豚の顔。猿顔のバケモノ多々良、さらに猪の猪王山と二人の息子一郎彦と二郎丸、そして不思議な小動物チコとファンタジー色もいっぱいだ。『バケモノの子』2015年7月11日（土）http://www.bakemono-no-ko.jp [スタッフ]監督・脚本・原作： 細田守 作画監督： 山下高明 西田達三 美術監督： 大森崇 高松洋平 西川洋一 音楽： 高木正勝[キャスト]役所広司 ／宮崎あおい 染谷将太広瀬すず ／ 山路和弘 宮野真守 山口勝平長塚圭史 麻生久美子 黒木華 諸星すみれ 大野百花 ／ 津川雅彦リリー・フランキー 大泉洋
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