3月8日、アニメ映画『劇場版 薄桜鬼 第二章 士魂蒼穹』が、全国公開初日を迎えた。本作は2008年に女性向けの人気ゲームからスタートした「薄桜鬼」の完全新作劇場映画2部作の完結編にあたる。シリーズは、幕末を舞台に幻想的でドラマテックなストーリーと華麗なキャラクターで、多くのファンを獲得、圧倒的な支持を受ける。ゲーム、ドラマCD、テレビアニメと多くの展開をしてきたが、ついに劇場進出と2013年8月には前作『劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞』がヒットになっている。それだけに本作にかかる期待も大きい。そうした熱い盛り上がりを見せるなか、公開初日には、東京・新宿バルト9にて初日舞台挨拶が行われた。舞台には、ヤマサキオサム監督と本編の主要キャストを演じた声優陣が勢揃いした。雪村千鶴役の桑島法子さん、三木眞一郎さん（土方歳三役）、鳥海浩輔さん（斎藤一役）、吉野裕行さん（藤堂平助役）、遊佐浩二さん（原田左之助役）、津田健次郎さん（風間千景役）らである。作品の高い人気の理由のひとつがこの魅力的な声優だけに、当日は、たくさんの熱心なファンが集まり、会場は熱気の渦に包まれた。実際に今回の舞台挨拶は池袋でも2回、新宿で計3回行われたが、事前予約に殺到し即完売だったという。まず桑島法子さんが、アフレコの際の様子を紹介。「アフレコでは、森久保さん、三木さんのそれぞれ最後の収録に一緒にいたんですが、千鶴としてその場にいられて胸がいっぱいになりました。」と話した。そして、魅力のキャラクターを演じてきた各人は、次のように話す。「いままでの集大成としての映画。自信作です。」（三木眞一郎）、「たくさんのキャスト、スタッフの気持ち、そして画面の彼らの生き様を見届けてもらえたら嬉しい。」（鳥海浩輔）、「歴史上の彼らにまけないくらい、薄桜鬼の彼らも精一杯生きている。それを観てもらえたらと思います。」（吉野裕行）、「ゲーム、ＴＶ、映画と続いた作品に参加できて幸せです。皆さんの応援にもとても感謝しています。」（津田健次郎さん）、「僕自身の役・原田としては、ある場所で重要なシーンがあります。見届けてください。」（遊佐浩二）。ヤマサキオサム監督も、初日を迎えた喜びでいっぱいの様子だ。「初日を迎えて、今日一日ツイッターでも皆さんがたくさん感想を下さって感動しています。ＴＶはなにかをしながら観たりするので、できるだけ声や音を聞いてシーンがわかるようにしていますが、映画は、映像を観て誰かの目の色が変わったとか、裏の設定が自然と感じてもらえたらと考えながら作っています。そういう違いを楽しんでもらえたら嬉しいですね。」今回の映画は2部作ということで、ここで一旦、完結する。しかし、「薄桜鬼」シリーズは、無論まだまだ続く。今後の展開にも期待したいところだ。『劇場版 薄桜鬼 第二章 士魂蒼穹』2014年3月8日（土）よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト９ほか全国32館にて公開配給： クロックワークス／NBCユニバーサル・エンターテイメント/http://anime-hakuoki.com
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