また、映画の主要キャラクター3人のキャストがこのほど発表された。東京から汐島に引っ越してきた小学6年生の女の子 主人公もも を演じるのは、ドラマから映画まで幅広い活躍をする美山加恋さん、その明るくて美人のお母さんを優香さんを演じる。
さらに今回初めて登場が明らかにされた妖怪役を、西田敏行さんが挑む。物語に登場する3人の妖怪のリーダー格イワを演じる。リーダーだけれど、どこか抜けていて、いつも仲間に突っ込まれているという役どころである。
本作は、映画『人狼JIN ROH』で世界的な評価を勝ち取った沖浦啓之監督が指揮を執る。その沖浦監督によれば、もも役の美山加恋さんの起用は、その自然な演技に惹かれたためだ。主人公のももは、豊かな自然とやさしい人々が生きる瀬戸内の小さな島で不思議な日々を経験する。その成長を演じ切ることが期待される。
また、優香さんについては、明るい中に品があり、さらに人柄を感じさせるイメージ通りの声とのことだ。さらにイワ役の西田敏行さんは、リアリティとコメディを両立させるには西田さん以外いないと厚い信頼を寄せる。
『ももへの手紙』
2012年4月21日(土) 丸の内ルーブル他 全国ロードショー
/http://momo-letter.jp/

(c)2012『ももへの手紙』製作委員会

■ 宮浦もも(11歳)
東京から汐島に引っ越してきた小学6年生の女の子。
VC: 美山加恋
■ 宮浦いく子(39歳)
もものお母さん。明るく美人で、決断力と行動力がある。
VC: 優香

(c)2012『ももへの手紙』製作委員会

■ イワ
3人の妖怪の中ではリーダー格だが、どこか抜けていて、いつも仲間に突っ込まれている。
VC: 西田敏行
[キャストコメント]
■ 主人公・もも役 美山加恋
「ももは都会から小さな島にやってきて、なかなか馴染めず人見知りな女の子ですが、実は面白くて元気な女の子です。妖怪たちが出てくるような作品は今回が初めてで、ももという重要な役柄で、不安と緊張もありましたが、何より楽しみで嬉しかったです。
画の表情に合わせて感情を作ったり息遣いひとつでも変化をつけるのが大変声優でもあり、それぞれの場面で違いがあって楽しかったです。私ももものように、自分の感情を言葉にするのが難しく、伝えたいことを伝えられないところもありましたが、ももを見ていてきちんとそれを伝えられるようになりたいと思いました。
見守り組との楽しいやりとりも見所ですが、お母さんのピンチに立ち向かうももの成長を見ながら何かを感じていただけると嬉しいです」
■ ももの母・いく子役 優香
「ももの母親、いく子の声を担当しました。いく子は娘もものために一生懸命がんばる強いお母さんで、見ていてとても気持ちの良い人です。久しぶりの声優のお仕事で、さらに初めての母親役(注:声優としては初となります) だったのでとても緊張しました。
『ももへの手紙』のキャラクターは声がなくても感じられるような表情がとても豊かで繊細です。その雰囲気を壊してはいけないとプレッシャーも感じつつやりました。この作品は、自分の気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる、温かく、家族の関係がより良くなれるような作品です。映像もキャラクターたちも素晴らしくて見所もたくさんあります。ぜひご家族揃ってご覧くださ」
■ ももを見守る妖怪=”見守り組” イワ役 西田敏行さん
「ももを見守る妖怪=見守り組のイワの声を担当しました。イワのルックスが何となく自分に似ているので、親近感を持ちました。かわいげのある、憎めないところも共通点でしょうか(笑)現実にいて欲しい愛すべき妖怪たちです。グッズが出たら買います(笑)
すごい傑作になるだろうと感じながら、参加できている自分を誇らしくも思いましたし、ものをつくることへのピュアさを感じながら声を入れられたことは初めての体験でした。
世界に冠たるアニメ大国といわれている日本には、まだ素晴らしい逸材があります。それが映画『ももへの手紙』だと思います。
ぼくは、いち声優として参加をさせていただきましたが、映画館でも5、6回は観るだろうと思っています。この映像の素晴らしさ、努力と汗の結晶を、皆様もぜひスクリーンでご覧ください。
「大切なことをちんと伝えようというテをこの作品は声高にいうのではなく“そうしようね” て優しく肩に手をかけてゃ」というテーマを教えてくれる作品です。僕もこれからは、そういうふうにして生きていこうと思っています」