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そんな視聴者に作品の考え方に新たな視点を与える評論本が、8月中旬にキネマ旬報社から発売される。山川賢一さんが書き下ろす「成熟という檻『魔法少女まどか☆マギカ』」である。税込1365円、216ページ、最速の評論本と名を打つ。
著者の山川賢一さんは、若手気鋭の評論家である。SF作家の巨匠H・G・ウェルズを題材にした評論では、日本SF評論賞、群像新人賞評論部門で最終選考に残るなど実績を築く。次世代を担う評論家の一人と目される。
今回の「成熟という檻」では、SF、ホラーを中心に小説、映画、アニメを引用し、「少女たちの希望と絶望」を考察するという。番組放映後も作品を巡る論説が続く、『まどか☆マギカ』に一石を投じる。
また、本書の発売を記念したプロモーションが夏のコミケで行われる。8月12日コミックマーケットの会場となる東京ビッグサイト)周辺で、『まどか☆マギカ』のオリジナルデザインのうちわを配布する。うちわは全部で5種類、5人の魔法少女(まどか、ほむら、マミ、さやか、杏子)が登場する予定だ。
成熟という檻 『魔法少女まどか☆マギカ』論
山川賢一・著
価格: 1365円(税込)
ISBN: 978-4-87376-374-3
四六判/216頁(うち8頁カラー)
発行:キネマ旬報社
8月中旬発売予定