京都国際マンガミュージアムは、この秋にドイツ・コミックの作家にフォーカスした「日独交流150周年マンガイベント」を開催する。ひとつは9月10日から10月16日まで開催する企画展「13人のドイツ・コミック作家展―オルタナティブからMANGAまで」。もうひとつは、日独のアーティスの参加によるワークショップ「日マン独」である。 いずれも今年、日本とドイツが交流150周年を迎えるのを記念した事業である。京都国際マンガミュージアムとドイツ文化センター(Goethe-Institut)が共催、これまで日本では紹介される機会が少なかったドイツのコミック文化にフォーカスする。 京都国際マンガミュージアムでは、これまでヨーロッパで広く知られているフランスのバンド・デシネを積極的に取り上げて来た。今回はヨーロッパのもうひとつの大国ドイツを紹介する。より多様な海外のマンガ、コミックス文化へのアプローチである。 京都国際マンガミュージアムによれば、ドイツには豊かなコミック文化の歴史があるにも関わらず、これまではコミック界であまり注目を集めていなかった。一方で、その作家・作品は近年世界的に注目を集め始めている。 そうしたなかでGoethe-Institutは本展を企画、ドイツ・コミックを紹介する目的で、2010年夏から世界各地で巡回している。展示は13人のドイツ・コミック作家とその作品を中心に組み立てる。この分野の開拓者である前衛コミック作家世代と若い作家の双方を取り上げ、ドイツの作品世界の広がりが理解出来るようになっている。 ワークショップは10月2日の午後に開催、ドイツからディルク・シュヴィーガーさんとクリスティーナ・プラカさんが参加、さらに日本のマンガ家松岡和佳さんも加わり、3人が行ってきた「日マン独」プロジェクトの作品についてトークする。 さらに一般観覧者も参加(要予約)して、共同で作品を作り上げる。ギャラリートークもあり、およそ4時間半にわたるユニークな参加型ワークショップとなる予定だ。京都国際マンガミュージアム /http://www.kyotomm.jp日独交流150周年マンガイベント「13人のドイツ・コミック作家展―オルタナティブからMANGAまで」9月10日(土)~10月16日(日)/http://kyotomm.jp/s/Crワークショップイベント「日マン独」2011年10月2日(日) 午後1時~5時30分(予定) 会場: 京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー6いずれも詳細はミュージアムのサイトにて確認ください。
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