上演講演会では、まずおよそ30分の作品上映で本作を鑑賞。引き続き、テレコムの代表取締役社長で、本作のプロデューサーである竹内孝次さんによる講演と質疑応答を予定する。講演では作品誕生の経緯、制作の想い、さらに新美南吉さんが『おぢいさんのランプ』で描いた時代についても考察する。
作品は完成以来、劇場上映やテレビ放映のかたちでも紹介された。しかし、制作者が作品についてたっぷりと語る今回は、貴重な機会になるだろう。
上映講演会は7月30日(土)の14時から15時半まで、三鷹駅にほど近い三鷹ネットワーク大学を会場とする。定員は先着50名、大人1200円、子ども600円、インターネットからも申し込み可能だ。
『おぢいさんのランプ』は、日本に電燈なかった頃、照明器具ランプが普及し始めたころの話を描く。それもやがて、電気に取って代わられていく。『ごんぎつね』などの名作を生み出してきた新美南吉さんの世界がどのような映像かされたかが、見どころである。
監督は数々のアニメで作画・作画監督、そして『空の境界 第四章~伽藍の洞~』で監督を務めた滝口禎一さん、キャラクターデザインと作画監督補佐に高須美野子さん、さらに作画監督にベテランの友永和秀さんが参加した。
三鷹ネットワーク大学では、こどもたちへ児童文学や歴史、文化について語り継ぐきっかけにしていたとしてイベントを企画したという。

三鷹ネットワーク大学 /http://www.mitaka-univ.org/
「おぢいさんのランプ」上映講演会
~アニメーションで描いた新美南吉の世界~
講師: 竹内孝次(たけうち こうじ)
株式会社テレコム・アニメーションフィルム代表取締役社長
日程: 7月30日 土曜日
時間: 14時~15時30分
定員: 50人(先着順)
参加費: 大人 1200円、小・中学生 600円 *未就学児童入場不可
会場: 三鷹ネットワーク大学
申し込み: /http://www.mitaka-univ.org/info/