本作が一般向けに披露されるのは世界初、アジアで有数の国際映画祭でのワールドプレミアになる。大型映画に相応しいスタートだ。
『豆富小僧』は、本格的な3D立体視によるフルCGの長編映画だ。総監督に長年日本のアニメシーンを牽引してきた杉井ギザブローさん、監督に『ユメ十夜』「第七夜」の河原真明さんを起用する。
人を恐がらせることの出来ない妖怪・豆富小僧を主人公に、江戸時代から現代へ、冒険ファンタジーを描く。馴染みある妖怪たちも多数登場するが、そうしたキャラクターたちのキャストに深田恭子さん、武田鉄矢さん、小池徹平さん、大泉洋、松平健さんら人気俳優らを配したのも注目を浴びている。
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ワールドプレミアの舞台挨拶には、河原真明監督、そして今回 702番狸役のキャストとして映画で活躍したはるな愛さんが登壇した。また香港のメディアの熱い取材にも答えた。
河原監督は本作について、「日本人は昔から、目に見えない物を敬ったり、恐れたりする事を妖怪に見立てています。この映画は、小さい妖怪の少年が冒険をする物語です。アニメーションが大好き世界中の皆さんに楽しんで貰おうと思って、スタッフ一同一生懸命作りました。ご堪能頂ければと思います」と映画の魅力を紹介した。また、先の大震災に触れ、スタッフのなかには家族や関係者が被害にあっている人もいます、被害にあってない我々は元気を出して頑張らなくてはいけないと語った。
また、はるな愛さんは「今から『豆富小僧』を皆様に見て頂くのですが、現在日本は震災の影響で大きな被害にあっています。でも日本人は心が優しくて譲り合って、助け合って頑張っています。この映画も、人間と妖怪が助け合うお話です。凄く可愛い『豆富小僧』はきっと皆さんに愛してもらえると思います。3Dでお楽しみ下さい」と挨拶を行った。
『豆富小僧』
2011年4月29日(金・祝) 全国ロードショー
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