NHK新チャンネルBSプレミアムでアニメ「へうげもの」放映決定 | アニメ!アニメ!

NHK新チャンネルBSプレミアムでアニメ「へうげもの」放映決定

『へうげもの』は山田芳裕さんの歴史マンガを原作にアニメ化するものだ。BSプレミアの目玉となる3作品を発表した。いずれも2011年春以降放送される。

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 12月9日、NHKは2011年4月1日より、運営している衛星放送3チャンネルを、2チャンネル体制に再編することを発表した。NHKは現在、NHK衛星第1テレビジョン(BS1)、NHK衛星第2テレビジョン(BS2)、NHKデジタル衛星ハイビジョン(BShi) と、衛星放送では3波を保有している。これはテレビ放送のデジタル化に伴う、国の衛星波再編方針の流れの中で決定した。
 現在のBS1がこれまでの国際情報とスポーツ中心コンセプトを引き継ぐ一方で、BS2はBShiビジョンのコンセプトも引き継いだ「BSプレミアム」に生まれ変わる。BSプレミアムの名前は、チャンネルの目指す多彩で高品質、こだわりを伝えるものである。本物志向を掲げ教養と娯楽を中心にプログラムする。

 また、NHKは同日、この「高品質」、「多彩さ」、「こだわり」に基づいた、BSプレミアムの目玉となる3作品を発表した。いずれも2011年春以降放送される。
 このうち2つは連続時代劇シリーズで、第1弾が司馬遼太郎さん原作の『新撰組血風録』、第2弾が池上永一さん原作の『テンペスト』である。『新撰組血風録』では土方歳三役を永井大さんが演じる。沖縄の琉球王朝を舞台にした『テンペスト』は、沖縄出身の仲間由紀恵さんが主演する。そして、最後のひとつも時代物だが、こちらはアニメシリーズ『へうげもの』である。

 『へうげもの』は山田芳裕さんの歴史マンガを原作にアニメ化するものだ。文化に造詣が深く、「へうげもの」(ふざけたもの、おどけたもの)として生きた戦国時代の武将 古田織部を主人にした作品だ。これまでにない歴史観と大胆な描写をしつつ、日本文化にもスポットをあてる。作品の評価は高く、第14回手塚治虫文化賞大賞第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作でもある。
 番組は2011年春から放映開始、全39話を予定する。監督は『ツバサ・クロニクル』や『無限の住人』の真下耕一さんが、シリーズ構成はやはり両作に参加した川崎ヒロユキさんが務める。アニメ制作はビィートレインだ。歴史をテーマにした大胆なエンタテイメントは、教養と娯楽が融合した点でBSプレミアムの目指すものを体現していそうだ。

NHK  /http://www.nhk.or.jp/
アニメ『へうげもの』 公式サイト /http://www9.nhk.or.jp/anime/heuge/

原作: 山田芳裕『へうげもの』
監督: 真下耕一
シリーズ構成: 川崎ヒロユキ
アニメーション制作: ビィートレイン
制作: 総合ビジョン
制作・著作: NHK
《animeanime》
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