ルーヴルの衝撃京都に 荒木飛呂彦凱旋マンガ・ミーツ・ルーヴル展 | アニメ!アニメ!

ルーヴルの衝撃京都に 荒木飛呂彦凱旋マンガ・ミーツ・ルーヴル展

 京都国際マンガミュージアムは、11月5日から12月3日まで「マンガ・ミーツ・ルーヴル―美術館に迷い込んだ5人の作家たち」と題された展覧会を開催する。

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 京都国際マンガミュージアムは、11月5日から12月3日まで「マンガ・ミーツ・ルーヴル―美術館に迷い込んだ5人の作家たち」と題された展覧会を開催する。この展覧会は同ミュージアムがフランスのルーヴル美術館と共催し、フランスのコミックにあたるバンド・デシネを紹介するものだ。
 この展覧会は2009年にルーヴル美術館と同じフランスのアングレームにある国立バンド・デシネ美術館で披露されたものである。今回の企画は京都国際マンガミュージアムが、これまでに展覧会や講演会など様々なかたちでフランスのバンド・デシネを紹介してきた縁で実現したものである。

 もともと展覧会は、ルーヴル美術館がバンド・デシネの芸術性に着目したことに始まる。同館はフランスの出版社フュチュロポリス社と協力して、バンド・デシネを代表する作家にルーヴル美術館をテーマにした作品制作を依頼した。美術館ではその原画展示を、そしてフュチュロポリス社はそれを単行本として出版する。単に作品を展示するだけでなく、美術館が関わって新しい作品を生み出すというユニークなプロジェクトだった。
 このプロジェクトのための選ばれたのが、ニコラ・ド・クレシー、マルク=アントワーヌ・マチュー、エリック・リベルジュ、ベルナール・イスレールのヨーロッパ・フランス語圏の作家4人、そして、日本のマンガ家荒木飛呂彦が、非フランス語圏から唯一つ選ばれている。フランスでの開催時にも話題になったが、日本でも熱狂的なファンを多く持つ、独特の美的表現が高く評価されたかたちだ。

 荒木飛呂彦の展示作品は、自身の人気作品からキャラクターがスピンオフするかたちとなる『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』である。ルーヴル美術館を舞台に、独自のスタイルが展開する。
 展示されるのは作品原画およそ約60点、コンピュータによって最終処理された作品のスライドショー、そして作家や作品をより深く理解するための解説パネルである。さらに今回の「ルーヴル・シリーズ」を含む、5作家の代表作の単行本100冊以上を手にとって読むことが出来る。
 また、展覧会の会期中は、今回出展する作家のうち3人、ニコラ・ド・クレシー、マルク=アントワーヌ・マチュー、エリック・リベルジュの3氏をフランスから招聘する。11月6日にはミュージアムを会場に3人によるライブペインティングイベントを行う。フランス作家の創作活動の一端を知るチャンスとなる。

KYOTO CMEX 2010 マンガ・アニメイベント
「マンガ・ミーツ・ルーヴル――美術館に迷い込んだ5人の作家たち」 
/ http://kyotomm.jp/s/i
期間: 2010年11月5日(金)~12月3日(金) 休館日:毎週水曜
会場: 京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
主催: 京都国際マンガミュージアム/ルーヴル美術館
     KYOTO CMEX 2010実行委員会

出展作家
 ニコラ・ド・クレシー  「氷河期」
 マルク=アントワーヌ・マチュー  「レヴォリュ美術館の地下」
 エリック・リベルジュ  「奇数時間に」
 ベルナール・イスレール  「ルーヴルの上に広がる空」
 荒木飛呂彦  「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

ライブ・ペインティング
バンド・デシネ・ミーツ・マンガミュージアム

 日時: 2010年11月6日(土) 午後2時~5時
 会場: 京都国際マンガミュージアム
 出演 
 ニコラ・ド・クレシー/マルク=アントワーヌ・マチュー/エリック・リベルジュ
《animeanime》
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