7月17日から10月3日まで、東京都現代美術館で「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」が開催される。開催前日の7月16日、現代美術館でこの開会式が行われた。 開会式に登壇したのは東京都現代美術館館長で日本テレビ代表取締役会長の氏家齊一郎さん、スタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫さん、本展の美術監督 種田陽平さん、『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌監督、映画の主題歌「Arrietty's Song」を唄うセシル・コルベルさん、KDDIの高橋社長である。 さらにサプライズでアリエッティの声優を務めた志田未来さんと翔役の神木隆之介さんも登場しオープニングを盛り上げた。セシルさんの歌声が生ライブで披露され、華やかな幕明けとなった。 東京都現代美術館を会場に、美術館と日本テレビ、スタジオジブリなどが協力する夏の展覧会は2003年にスタートし、今年で8年目を迎える。当初はスタジオジブリの作品を中心に据える企画からスタートしたが、近年は映画や映画制作を支える様々な側面に脚光をあてるものが増えている。それは背景美術やレイアウト、あるいはメアリー・ブレアといった才能をテーマにする。 今回のテーマは映画美術、そして映画美術の第一人者種田陽平さんの仕事である。なかでも1200㎡にも及ぶ空間を利用して、美術館内に再現された床下の小人たちの生活空間は種田陽平さんの力がフルに発揮されている。 今回の『アリエッティ』とのコラボレーションについて種田さんは、「アニメーション美術と実写映画美術のコラボレーション」と表現し、「展覧会を通じて映画美術の良さを知って欲しい」と挨拶をした。そして、「アニメも映画美術もこれからも手描きで頑張って行く」と質の高い手描きアニメを作り続けるスタジオジブリにエールを贈った。 米林宏昌監督は、「数ヶ月前まで自分が描いていたものが、現実のなっているのに驚いた。映画のこだわりが展示物に表れている」と、その再現ぶりに驚きを隠せない様子だった。 さらに鈴木敏夫プロデューサーが、実は宮崎駿監督は美術が天才的とし、今回の映画にあたっても宮崎監督はシナリオだけでなく、美術設定も提供していることなどを披露する。そのうえで自身の映画美術の思い入れを紹介し、種田陽平さんの展覧会が実現したことを喜んだ。 展覧会は7月13日から10月3日まで開催、観覧料は子ども前売り500円から大人当日1200円まで。また、前売りチケットは公式サイトのほか、ローソンチケット、チケットぴあ、イープラスなどで購入出来る。詳しくは公式サイトで確認出来る。「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」/http://www.ntv.co.jp/karigurashi/
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