米国アニメ実写映画化「エアベンダー」好調なスタート | アニメ!アニメ!

米国アニメ実写映画化「エアベンダー」好調なスタート

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 米国で7月1日から公開が始まったSFファンタジー映画『エアベンダー』が、好調なオープニングとなっている。独立記念日に合わせ通常とは異なる水曜日の公開となったが、3169館で公開スタート後、初日だけで1600万ドルの興収を上げた。公開最初の週末までに累計6900万ドルに到達した。公開前には原作のイメージとかなり違うと、ファンから抗議の声をあがったことを考えれば、予想を覆す大ヒットだろう。
 作品は気・水・土・火の4つの王国からなる世界の秩序を取り戻すアバターとして生まれた少年アンが、世界を救うために戦うというストーリーだ。ストレートなファンタジーだが、『エアベンダー』には話題が多いことも幸いした。
 原作は大手子どもチャンネル ニコロデオンで放映されたテレビアニメーションシリーズ『アバター 伝説の少年アン』である。2005年に放映を開始すると多くの熱心なファンを掴んだ作品である。その作品を『シックス・センス』、『サイン』などで知られるM・ナイト・シャマラン監督が実写することから多くの関心を集めた。

 一方、『エアベンダー』の興行は、日本のコンテンツ関係の人々にも無関心ではいられない。原作となった『アバター 伝説の少年アン』は、日本のアニメに強い影響を受けて制作されたとされているからだ。作品はしばしば日本のアニメスタイルであるアニメスタイルの作品と説明されるだけでなく、日本アニメを指す「Anime」と称せられることがある。東洋をモチーフにした舞台設定、日本アニメのデザイン、そしてテレビ番組と大量のライセンス商品を連動させたビジネスと確かに日本アニメを思わせる要素に溢れている。
 ハリウッドでは、近年日本のマンガやアニメを原作にした大作映画相次いでいる。しかし、『トランスフォーマー』シリーズの大ヒットはあるものの、『スピードレーサー』、『ドラゴンボール・エボリューション』、『ATOM』と、日本コンテンツ原作映画はやや物足らない数字が続いている。こうした結果が、現在噂されている新たな映画化作品にネガティブな影響を与える可能性もあった。日本原作ではないもののアニメを思わせる『エアベンダー』のヒットは、今後の多くの映画企画に説得力を与えるというわけである。

 一方、先週末、1位となったのはステファニー・メイヤー原作のトワーライト・シリーズ映画化第3弾『エクリプス/トワイライト・サーガ』である。女性向け小説のトワイライト・サーガは、全世界で売り上げ総数が1億部を突破するほどの人気を得ている。こちらは第1作、第2作に続く記録破りのスタートとなっている。
 全米4416館と米国映画史上最大規模で公開、初日の興行収入だけで6850万ドルを叩き出した。初日興行の記録では、シリーズ前作『ニュームーン/トワイライト・サーガ』の7230万ドルに次ぐ第2位、これは『ダークナイト』、『トランスフォーマー/リベンジ』、『スパイダーマン3』など上回る。また、水曜日公開作品では史上1位である。週末興行も含めて既に累計興収1億7600万ドル、第1作、第2作と同様大きなブームを巻き起こしている。

『エアベンダー』 公式サイト /http://www.airbender.jp/

7月8日:興収などの数字の間違いを訂正させていただきました。
《animeanime》
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