9月16日から19日まで幕張メッセを会場に開催される東京ゲームショウ(TGS)2010は、出展企業や主催者企画の一部を明らかにした。海外出展企業や主催者企画からは、今年のTGSがアジア重視に大きくシフトしていることが伺われる。 TGSを主催する社団法人コンピュータエンターテインメント協会と日経BP社によれば、7月1日現在の出展企業予定数は138社、また小間数は1410小間である。出展企業は昨年の同時期と同じだが、小間数は昨年の最終発表1367小間を既に上回っている。主催者はこれについて、韓国、台湾、中国からの参加社、出展規模が増加しているためとしている。アジアからの注目の上昇が、イベントを支えることになる。 主催者自身もアジア向けのイベントを増やす。まず、新企画としてアジア・ゲーム・ビジネス・サミットを開催する。これは日本、韓国、台湾、中国の4ヶ国の主要ゲーム企業のトップを招きパネルディスカッションを行なうものだ。詳細は8月に発表されるが、大きな話題を呼びそうだ。 毎年行なわれるTGSフォーラムでも、「アジア・ゲーム・ビジネス」を取り上げる。フォーラムにはこのほか「ソーシャルゲーム」、「3D(立体視)」、「携帯電話ゲーム」の各セッションが設けられる。また、ビジネス機能の強化を目指して、日本貿易振興機構(JETRO)やビジネスコンサルタントなどによる国際ビジネス相談コーナーも設ける。 コンシュマー向けでもアジアと関連企画が増える。まず、国際的な規模でのコスプレイベントも実施する。このイベントはゲームキャラクターを軸に、国内外のコスプレイヤーたちが集うエリアを会場内に新たに設けるものだ。特にシンガポールなどのアジア各国からコスプレイヤーを招待し、国内コスプレイヤーたちとの競演を実現する予定だ。 さらにグローバルで人気の高い格闘ゲーム大会「闘劇」を招致する。国内選手とアジア予選を勝ち抜いた外国人選手によるトーナメントを開催する。これはアジアからのゲームファンの来場促進を狙ったものだという。 TGSは世界でも最大規模のゲームショーのひとつとして知られている。しかし、ここ数年は米国のゲーム見本市E3がかつての勢いを取り戻し、世界中からビジネス関係者を集めている。ドイツでもgamescomが大きな成功を収めている。一方で、海外企業出展の少ないTGSは、日本ローカルのイベントとして地盤沈下しているとの指摘が相次いでいる。 今年のTGSの戦略は、アジア各国を取り込むことで日本ローカルのイベントを脱却し、世界的な影響力のあるイベントを目指すもののようだ。アジアの情報ハブになることで、世界のゲーム業界のハブともなれるとの狙いが読み取れる。東京ゲームショウ(TGS)2010 公式サイト /http://tgs.cesa.or.jp/
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