「宇宙ショーへようこそ」 公開前に冒頭22分をテレビ放送 | アニメ!アニメ!

「宇宙ショーへようこそ」 公開前に冒頭22分をテレビ放送

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 6月26日に全国公開となる長編映画『宇宙ショーへようこそ』が、これまでにない劇場プロモーションを行なう。公開に先立つ6月13日、24日の深夜24時から映画の冒頭およそ22分でテレビ放送する。放送は東京地方のUHF局TOKYO MX、勿論視聴は無料である。
 『宇宙ショーへようこそ』の尺の長さは全編136分、全体のおよそ1/6が無料で東京地方のファンに公開されることになる。TOKYO MXでは、このほか6月20日、23日、30日のそれぞれ深夜24時から特集番組「祝公開!メイキング・オブ「宇宙ショーへようこそ」!」も放映予定だ。番組ではスタッフインタビューなどで、作品に迫る。地上波テレビで公開前の作品を22分も公開するのは初めての試みだという。

 さらに劇場公開当日6月26日、翌27日には、アニメ専門チャンネルのアニマックスでも特集番組「創ったヒト」の中で、同様に冒頭22分を放送する。こちらは同局と契約している国内全世帯で視聴可能となる。
 また、映画の冒頭22分の紹介は、5月26日に立命館大学映像学部で舛成孝二監督が行なったセミナーでも行なわれている。この冒頭22分無料公開を作品のプロモーション戦略として、積極的に活用して行く方針のようだ。

 これまでも公開前の映画の冒頭をネット配信などで公開することはあったが、22分もの長時間、さらにテレビでの放映というのは異例の仕組みだ。こうしたプロモーション戦略は、最近話題になっている「フリーミアム」を参考にしたものと見られる。フリーミアムは、コンテンツの一部、あるいは全てを無料で配布し、別の部分で利益を回収するビジネスの仕組みを取る。
 マンガ原作やテレビシリーズを持たない完全オリジナルの『宇宙ショーへようこそ』は、世間での認知度が弱い。そこで無料で試しに観て貰い、それを気に入った視聴者が劇場に足を運ぶことを期待するものだろう。
 
 近年アニメ業界では、業界を取り巻く環境の激変の中で新しいビジネスモデルを探っている。そうした中で劇場公開は古くて新しいビジネスとして再注目されつつある。それでもオリジナル作品の劇場公開は、まだまだ敷居が高いのが現実だ。
 そうした中で今回の試みは、『宇宙ショーへようこそ』だけにとってだけでなく、今後のアニ映画興行にも影響を与えるものになるかもしれない。

『宇宙ショーへようこそ』 /http://www.uchushow.net/
《animeanime》
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