米国のエンタテインメント業界情報ハリウッドレポーターは3月21日の報道で、大手映画会社ワーナーブラザーズが久保帯人さんの描く人気マンガ『Bleach』の実写映画化企画を進めていると伝えている。2005年の『ロンゲスト・ヤード』の監督などで知られるピーター・シーガルさんと同氏のビジネスパートナーマイケルユーイングさんがプロデユースするとしている。 監督や脚本、出演者については明らかにされておらず、映画化の可能性を探る企画段階と見られる。実際の映画化は今後脚本家が決まり、その脚本にゴーサインが出る必要があり、現段階では実現性は必ずしも高くない。 ハリウッドメジャーによる『Bleach』の映画化は、日本からはやや意外に映るかもしれない。しかし、同作は米国やカナダなどで高い人気を博している。米国最大の日本マンガ出版社Vizメディアにとっては、現在『NARUTO』に次ぐ人気を誇っているタイトルである。 マンガの人気はテレビアニメの人気を反映したものである。アニメ『Bleach』は、いまでは数少なくなった米国の大手アニメーション専門チャンネルカートゥーンネットワークで放映されている。作品中のキャラクターたちの和装束も、視聴者、読者に人気だ。 また、こうした流れは、小学館・集英社の北米現地法人であるVIZメディアのハリウッド志向も影響したと考えられる。VIZメディアは日本マンガの米国での映画化を積極的に進めるとして、2008年にハリウッドにVIZプロダクションズを設立している。 現在まで実際に映画化された作品はないが、これまでにも浦沢直樹さんの『MONSTER』、大場つぐむさん、小畑健さんによる『デスノート』の実写化企画が伝えられている。『Bleach』もこうした幾つかある実写映画化企画のひとつと見られる。 ワーナーブラザーズは、国内では集英社から刊行されている『銀魂』や映画『デスノート』シリーズの配給や製作に参加している。また、米国版『デスノート』の映画化にも名前の挙がっているスタジオだ。今後、この企画がどこまで進展するのか気になるところだ。ハリウッドレポーター(The Hollywood Reporter)/Warner Bros. prepping film adaptation of 'Bleach' manga
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