3月26日16時半から18時まで東京国際アニメフェア2010の会場・会議場棟にて、シンポジウム「海外を舞台にアニメを作るという視点」を開催する。これはユニジャパンと日本動画協会が協力するJAPAN国際コンテンツフェスティバルの関連事業のひとつである。 シンポジウムでは、日本のアニメに多い海外を舞台にしたアニメ制作プロダクションの具体的なプロセスを解き明かす。そのうえで背景美術などから伝えられる日本アニメのコンテンツの魅力や文化資源としての可能性も明らかにする。 ゲストには『ケロロ軍曹』、『カレイドスター』シリーズなどの佐藤順一監督、吉田正高東北芸術工科大学准教授を招く。また、モデレーターは東京藝術大学大学院映像研究科の岡本美津子教授が務める。 佐藤監督の代表作のひとつ『ARIA』シリーズは、天野こずえさんのマンガ原作をアニメ化したものである。未来の火星を舞台にしながらも、その街ネオ・ヴェネチア様子はあたかも現在のイタリアのヴェネチアにそっくりだ。海外を舞台にしたアニメでも異色な試みでもある。こうした点も、シンポジウムでは触れられそうだ。 シンポジウムの開催はビジネスデイとなっているが、シンポジウムの対象者はアニメ製作者・制作者以外にアニメクリエイターを目指す学生も挙げられている。シンポジウムでは企画開発やロケーション・ハンティングなども中心となる。また、人気の実力派監督の制作プロセス紹介は、学生にとっても価値あるものになるはずだ。 応募は事前申込制の無料となっている。東京国際アニメフェア2010公式サイトのビジネスシンポジウム申し込みのフォーマットを利用して申し込む。定員は140名となっており、定員に達し次第締め切りとなるので注意が必要である。東京国際アニメフェアでは、「海外を舞台にアニメを作るという視点」を含めて全部で16のビジネスシンポジウムを開催する。こちらもお勧めである。東京国際アニメフェア2010関連企画JAPAN国際コンテンツフェスティバル(CoFesta)シンポジウム海外を舞台にアニメをつくるという視点/http://www.tokyoanime.jp/event/view_symposium.php?id=11&time_id=4開催日: 平成22年3月26日(金)16:30~18:00会場: 東京ビッグサイト605・606会議室主催: JAPAN国際コンテンツフェスティバル/経済産業省共催: 財団法人日本映像国際振興協会/一般社団法人日本動画協会入場: 無料事前申込み制定員: 140名※定員に達し次第、締め切りとなります。対象: アニメ製作(制作)者、アニメクリエイターを目指す学生ほか受付: 東京国際アニメフェア2010 ■登壇パネリスト佐藤順一 (アニメーション監督)吉田正高 (東北芸術工科大学メディアコンテンツ・デザイン学科准教授)モデレーター岡本美津子(東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授)
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