アメリカンコミックスの巨匠スタン・リーさんが、日本のアニメスタジオ BONESと手を組んだテレビアニメシリーズ『HEROMAN』がいよいよ本格的に動き出した。4月1日木曜日18時からのテレビ東京系列 6局での放映開始を前に、3月8日公式サイトがオープンした。公式サイトでは4月から放映される動画の一部が紹介されているだけでなく、ストーリーやキャラクター、スタッフまで作品の最新情報が掲載されている。番組の放送に向けて今後も次々に情報を提供して行く。
公式サイトのオープンと同時に、早速、気になる情報がアップされた。まずは、3月27日、28日に東京ビッグサイトで開催される東京国際アニメフェア2010への参加だ。会場に設けられた電通ブースには2メートルを越える巨大なHEROMANの立像が出現する。
さらに会場だけのプレミアアイテムが配布されるなど、４月からの放映開始に合わせた積極的なプロモーションが行われる。アニメフェアでの『HEROMAN』の動きに注目したい。
また、番組を彩るオープニングテーマとエンディングテーマも発表された。オープニングはTETSUYAさんの「Roulette」、エンディングテーマはFLOWの「CALLING」、いずれも人気アーティストが担当する。
『HEROMAN』の原作を手がけるスタン・リーさんは、『スパイダーマン』や『X-MEN』など数々のヒーローを生み出してきたアメコミ界の生きる伝説である。現在は、インタラクティブメディアへの展開や日本のクリエイターとのコラボレーションにも積極的に携わる。
そんなスタン・リーさんが、今回、『鋼の錬金術師』、『交響詩篇エウレカセブン』など数々のハイクオリティーな作品を生み出してきたBONESとチームを組む。作品は夕方の18時と子供たちが最もテレビに目を向ける時間でもあり、『スパイダーマン』などよりもう少し若いキッズたちのためのアクションものとなった。
貧しけれど、いつも心優しき少年・ジョーイと彼が偶然手に入れた稲妻を操る驚くべき力を持つヒーローマが、仲間や街を守るために戦う。番組はパワフルでスピーディなアクションシーンが見所となる。ジョーイとヒーローマンの成長、仲間たちとの絆を描き、子供たちの心に残る作品となる。BONESの誇るスタッフによる華麗なビジュアルも無論目が離せない。
今後は日本だけでなく、海外での展開も期待される世界水準の作品が期待されている。日本と米国をつなぐ『HEROMAN』は、国境を越えた取り組みとしても注目だ。
画像： (c) B・P・W / ヒーローマン製作委員会・テレビ東京
『HEROMAN』 /http://www.heroman.jp
4月1日スタート 毎週木曜夕方6時～
[スタッフ]
原作： スタン・リー
監督： 難波日登志
シリーズ構成： 大和屋暁
キャラクターデザイン： コヤマシゲト
クリーチャーデザイン： 武半慎吾
チーフアニメーター： 川元利浩・富岡隆司
美術デザイン・美術監督： 近藤由美子
色彩設計： 岩沢れい子
撮影監督： 木村俊也
音響監督： 原口昇
アニメーション制作： ボンズ
オープニングテーマ： TETSUYA「Roulette」 (Ki/oon Records)
エンディングテーマ： FLOW「CALLING」 (ki/oon Records)
音楽： METALCHICKS・MUSIC HEROES
[キャスト]
ジョーイ： 小松未可子
サイ： 木村良平
リナ： 小幡真裕
デントン： チョー
ウィル： 保村真
ゴゴール： 石塚運昇
