
不気味なイバラと怪物が支配する未来で、コールドスリープから目が覚めた少女カズミの極限状態で脱出劇が描かれる。CGとセルアニメーションが融合した次世代の映像も作品の見所になっている。
そして、2月6日、映画をさらに彩る新たな才能が発表された。いま最も熱いアーティストのひとりであるMISIA の新曲「EDGE OF THIS WORLD」が、映画の主題歌に決まった。「EDGE OF THIS WORLD」は切なく美しいバラード調で始まり変幻自在に装いを変える壮大な楽曲となっており、息をつかせないドラマを繰り広げる『いばらの王 -King of Thorn-』に相応しいものだ。
MISIAにしか出来ない表現に加え、その歌詞は監督などスタッフが「この映画の本質を、これ以上ない位に掴んでくれている」と声をあげたという。片山一良監督の「希望を感じさせる、力強い歌を歌える女性歌手を」という方向性の中、これを出来るのは「MISIAしかいない」との熱烈なるオファーにより主題歌の決定が実現した。

「何を信じて、何を願うか。それは、人生の道標になりうることだと思います。
そして、どんな願いが、本当の力を持っているのか。歌の中で歌うその問いへの答えは、この映画と同じような気がしています。
『EDGE OF THIS WORLD』とは、私たちそれぞれが、人生の最後まで抱いていく願いや夢が辿り着く場所という意味で表現した言葉です。映画の主人公達の願いや皆さんの願いとリンクしながら、心に届くと嬉しいです」
「EDGE OF THIS WORLD」
(作詞:MISIA 作曲:Sinkiroh 編曲:Gomi)
MISIA 公式サイト /http://www.misia.jp/

このポスターは、フランス版のコミック用に描かれたもので国内では初公開、海外でも高い評価を受けている『いばらの王』らしい特典だ。
海外での評価の高さは映画も同様だ。作品は2009年秋のスペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭のワールドプレミアをスタートに、英国サイ‐ファイ・ロンドン・ オクトーバーフェスティバルやイタリア・フューチャー・フィルム・フェスティバル、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭などで公式上映され話題を呼んだ。
5月1日にいよいよ日本でも登場。『いばらの王 -King of Thorn-』は、本格的なSF映画としてアニメファンは勿論、SFファン、映画ファンにも注目されるに違いない。
(c)YUJI IWAHARA/PUBLISHED BY ENTERBRAIN, INC./Team IBARA
『いばらの王 -King of Thorn–』
5月1日(土)全国ロードショー
/http://www.kingofthorn.net/
原作: 岩原裕二(エンターブレイン刊)
監督: 片山一良
脚本: 山口宏 片山一良
キャラクターデザイン: 松原秀典
モンスターデザイン: 安藤賢司
メカニックデザイン: 山根公利
総作画監督: 恩田尚之
美術監督: 中村豪希
CG監督: 中島智成
色彩設計: 中内照美
撮影監督: 佐藤光洋
編集: 掛須秀一
音楽: 佐橋俊彦
音響監修: 鶴岡陽太
主題歌 :MISIA「EDGE OF THIS WORLD」(アリオラジャパン)
アニメーション制作: サンライズ
製作: バンダイビジュアル サンライズ エンターブレイン 角川映画 テレビ東京 電通 ソニーPCL
配給: 角川映画