マンガ好きが選ぶマンガ大賞2010のノミネート10作品が、実行委員会から発表された。マンガ大賞は今年で3回目を迎えるが、過去2回のノミネート作品のライナップの濃さと的確さで、その歴史の短さにも関わらず、現在大きな注目を集めている。 気になるノミネート10作品は、『アイアムアヒーロー』(花沢健吾)、『アオイホノオ』(島本和彦)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『娚の一生』(西炯子)、『海月姫』(東村アキコ)、『高校球児 ザワさん』(三島衛里子)、 『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ)、『バクマン。』(大場つぐみ・小畑健)、『虫と歌 市川春子短編集』(市川春子)、『モテキ』(久保ミツロウ)である。いずれも劣らぬ個性的な作品ばかりである。 なかでも注目は、昨年のマンガ大賞2009でもノミネートされ、『ちはやふる』(末次由紀)に次ぐ2位となった小山宙哉さんの『宇宙兄弟』、発行最大巻数が8巻までという同賞厳しいノミネート条件の中で2年連続の選出となる。 また、通好みの作品が多いマンガ大賞のノミネート作品に、国内最大のマンガ誌「週刊少年ジャンプ」連載の『バクマン。』が入っているのも注目される。マンガ家を目指す二人の主人公 最高と秋人のリアルな姿が、マンガ好きの心をも捉えたのかもしれない。 業界物と言えば、アニメファンに見逃せないのが『アオイホノオ』。島本和彦さんが自身をモデルに描く学園青春マンガである。同氏の学生時代の友人である現役のアニメ、マンガ関係者の若き日の姿が実名で登場するのも話題の作品だ。 作品は今後、89人の選考委員全員が全作全巻を読破した後に、二次選考の投票を行う。そのうえで集計後、最もポイントが多かった一作品が大賞となる。3月下旬に都内で予定する授賞式にて、大賞作品を発表する予定だ。マンガ大賞2010 公式サイト /http://www.mangataisho.com/[マンガ大賞2010ノミネート作品]■ 『アイアムアヒーロー』 花沢健吾■ 『アオイホノオ』 島本和彦■ 『宇宙兄弟』 小山宙哉■ 『娚の一生』 西炯子■ 『海月姫』 東村アキコ■ 『高校球児 ザワさん』 三島衛里子■ 『テルマエ・ロマエ』 ヤマザキマリ■ 『バクマン。』 大場つぐみ・小畑健■ 『虫と歌 市川春子短編集』 市川春子■ 『モテキ』 久保ミツロウ(作品名あいうえお順・敬称略)
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