京都国際マンガミュージアムは、2010年に開催する4つの展覧会のテーマを公表した。春、夏、秋の3つの特別展と春の祭典である「京都マンガフェスタ2010 KYOTO MANGA FESTA 2010」である。 春の特別展は「西原理恵子博覧会 バラハク」、秋の特別展は「やなせたかしの世界(仮題)」として、それぞれ作家中心の展示とする。これに対して夏の特別展は、「フィギュアの系譜―土偶から海洋堂まで」のタイトルのもとキャラクター造形などで人気を集めるフィギュアを取上げる。
7月10日から9月26日まで、展覧会の中心となる夏休みに行われる「フィギュアの系譜―土偶から海洋堂まで」は、子供だけでなく大人たちにも人気を呼びそうだ。日本のポップカルチャーを代表するアイテムともなっているフィギュアの文化を、土偶や埴輪の時代まで遡って考える。現在のフィギュアでは、海洋堂のフィギュアを展示すると同時に日本の人形文化を解説するユニークなものである。 「京都マンガフェスタ2010 KYOTO MANGA FESTA 2010」は、マンガミュージアムが毎年春に行うマンガを中心としたコラボレーションイベント。マンガと音楽、マンガと料理など様々な視点からマンガの楽しさを提案する。