木﨑監督は「アメリカで1作目が評価されての続編となったので、今回はさらに突き抜けたものをつくろうとしました」と、前作よりもさらにパワーアップした映画の見どころを紹介した。
また、岡崎能士さんは「日本の文化を強調しようと思いました。ねぶたと阿波踊りをミックスさせたお祭りのシーンには特に力を入れました」とアフロの中にある日本文化を見どころとした。米国で大きな支持を集めた東西の文化が融合した独特の映像が注目される。
そして、その映像をづくりに大きな役割を果たしたのが、美術監督の池田繁美さんである。今回の『アフロサムライ: レザレクション』の美術が評価され、米国の放送番組の頂点であるエミー賞を個人部門で獲得した。
そのエミー賞の受賞について、「一人だけいいところもって帰ってきました。ミーハーなもんで賞を取るととんでもない大騒ぎになるのじゃないかと思っていました。案の定アメリカで今までに無いくらい、知らない人からもオメデトウと言われて賞の大きさを実感しました」とその賞の重さを十分に味わっている様子である。
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そんなグローバルな成功を収めた『アフロサムライ: レザレクション』を祝うべく、鳩山首相とオバマ大統領が駆けつけた、と思いきや実はこれは首相の偽者 鳩山来留夫さんとオバマ大統領を演じるお笑い芸人のノッチさん。さらにノッチさんの相方安田和博もSPで登場した。
エミー賞のトロフィーこの日米のにせトップから、池田さんに渡すパフォーマンスで盛り上がる。さらにオバマと鳩山の絶妙コントも繰り広げらるなど、週末の劇場公開に向けて、大きく盛り上がった。
『アフロサムライ: レザレクション』 /http://www.afrosamurai2.jp/
12月12日(土)よりシネマライズほか、全国順次ロードショー