2010年に劇場公開される映画『宇宙ショーへようこそ』のティザーサイトが、12月4日に公開された。ティザーサイトとされているが、イントロダクションやキャラクター、スタッフの紹介ページもあり、力の入った作品の様子がすでに伝わって来る。 また、かねてより2010年とされていた劇場公開時期も、「2010 ROADSHOW」と今回正式に告知された。数多くの劇場映画が公開される2010年だが、『宇宙ショーへようこそ』はそのなかでも大型劇場作品として注目を浴びることになりそうだ。 2005年にテレビアニメ『かみちゅ!』の監督として高い評価を受けた舛成孝ニさんが映画初監督を務める。舛成孝ニ監督の代表作では、OVAとテレビで展開され、こちらも評価の高かった『R.O.D』シリーズも外せない。 今回はこの『かみちゅ!』、『R.O.D』にも参加した倉田英之さんが脚本、石浜真史さんがキャラクターデザインに名前を連ねる。さらに音楽に池 頼広さんと現在の日本アニメシーンをリードする実力派が揃った。 作品は美しい自然に囲まれた小さな村に訪れた5人の小学生が、宇宙を揺るがす大冒険に巻き込まれるというもの。詳細は明らかでないが、日常とSFが同居した冒険映画を想像させる。今後の情報を待ちたい。 また、アニメーション制作のA-1 Picturesも、目が離せない。スタジオの設立は2005年と歴史は短いが、『おおきく振りかぶって』、『かんなぎ』、『黒執事』と話題の作品を次々と創り出す注目のスタジオだ。 『宇宙ショーへようこそ』は、そのA-1 Picturesがスタジオ設立当初より視野に入れていた劇場映画作品の第1弾、制作にも大きな力が入っている。 一方、今回のティザーサイトのオープンは、A-1 Picturesの親会社であるアニプレックスでニュースとされている。映画製作には、これまでのA-1 Picturesの作品同様に、アニプレックスが関わる。アニプレックスは、近年『空の境界』シリーズや『天元突破グレンラガン』シリーズ、『センコロール』などの劇場アニメビジネスで実績を築きつつある。今回は自社スタジオ制作による『宇宙ショーへようこそ』で、さらなる飛躍を目指すことになる。『宇宙ショーへようこそ』公式サイト /http://www.uchushow.net/アニプレックス /http://www.aniplex.co.jp/A-1 Pictures /http://www.a1p.jp/