男の子向けの専門チャンネル「ディズニーXD」を運営するウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナルジャパンは、この11月から新番組として『アイアンマン ザ・アドベンチャーズ』の放映を開始する。作品はマーベルコミックスの人気作品『アイアンマン』をテレビアニメーション化したものだ。巨大企業の御曹司で発明家のトニー・スタークが、ある事件をきっかけに自ら発明したサバイバル技術を駆使し、悪者の一味と戦うことになる。2008年に同じ原作から制作された映画の大ヒットでも知られる人気作品である。
シリーズはマーベルとフランスの大手アニメーションスタジオ Methodアニメーション、インドのDQエンタテイメントの協力により製作されている。企画を含めたアニメーション制作の多くが、フランスのスタジオで行われている。15歳のトニー・スタークを主人公とする本作は、米国アニメーションとは異なるテーストの魅力を発揮している。
米国ではニックトゥーン、カナダではテレトゥーンで放映され人気を呼んだシリーズだが、日本ではディズニーXDが放映することになった。ディズニーXDはディズニーグループのチャンネルであるが、現在の放映作品は、日本のアニメやBBCの『ドクター・フー』など驚くほどバラエティに溢れている。面白い番組を集めることにかなり積極的に活動している。
また、今回の『アイアンマン ザ・アドベンチャーズ』の放映は、今年8月に行われたディズニーによるマーベルの電撃的な買収も影響しているかもしれない。両社のビジネスの統合を記念した番組放映という意味合いもありそうだ。
実際に11月3日には映画『ハルク』を放映するほか、テレビシリーズ『スペクタキュラー・スパイダーマン』も毎週日曜日16時から放映中だ。ディズニーがマーベル買収で目指した男の子向けのコンテンツ強化が早速、大きな力を発揮している。
『アイアンマン ザ・アドベンチャーズ』の放映は、11月8日より毎週日曜日15時半から16時までとなる。人気番組の放映でディズニーXDが益々盛り上がりそうだ。
ディズニーXD /http://www.disneychannel.jp/disneyxd/
画像: IRON MAN: TM & © 2008 Marvel Entertainment, Inc. Animated series: © 2008 Marvel Entertainment, Inc. and its subsidiaries, Method Animation, Luxanimation, France 2, DQ Entertainment. All rights reserved.
