アニメ専門チャンネルの大手アニマックスの国内視聴可能世帯数が、800万世帯を超えた。アニマックスを運営するアニマックスブロードキャスト・ジャパンの発表によれば、2009年7月末に804万5045世帯数と過去最高になり、800万の大台を超えた。 800万世帯の数はアニメだけでなく、CS・衛星チャンネル全体のなかでも有力チャンネルのひとつとなる。また、視聴可能世帯のうちスカイパーフェクトTV!利用した衛星経由が138万2309世帯、ケーブルテレビやサテライト・マスター・アンテナ・テレビ(SATV)、インターネット経由のIPTVなどが666万2736世帯である。 アニマックスブロードキャスト・ジャパンは、1998年に設立された。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントをはじめ、東映アニメーション、サンライズ、トムス・エンタテインメント、日本アドシステムズと国内有力アニメ企業4社が出資する。人気作品を数多く集めたラインアップが、アニメファンならず大人から子供まで幅広い層に人気を集めている。 視聴可能世帯数は設立以来順調にその数を拡大している。2005年6月に500万世帯を突破、2006年8月に600万世帯、2007年12月に700万世帯に達し、今回800万世帯となった。また、近年は、アニマックス(ANIMAX)ブランドのアニメ専門チャンネルが世界各国で展開されており、日本のアニマックスはその要となっている。 こうした成長は全国のケーブルテレビ369局にチャンネルが導入されているネットワークの大きさによるものだ。また、近年の世帯数の伸びは、デジタルケーブルテレビ市場の成長によるところが大きい。アニマックスはデジタルケーブルテレビ視聴世帯の99%を獲得しており、デジタルケーブルテレビの普及により視聴者数が増加した。 同局は今後、今年10月からより高いクオリティでアニメを視聴者に届けるアニマックスHDをスタートする。また2011年10月からは、国内アニメ専門チャンネル初のBSデジタルでの放送も開始する予定だ。新しい技術をいち早く取り入れることで、さらにネットワークを拡大する構えである。アニマックス /http://animax.co.jp/
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