「アフロサムライ」第2シーズン 米国エミー賞有力候補に | アニメ!アニメ!

「アフロサムライ」第2シーズン 米国エミー賞有力候補に

 日本のアニメ製作会社GONZOのテレビアニメ映画『アフロサムライ:レザラクション(Afro Samurai: Resurrection)』が、7月16日に発表された第61回プライム・タイム エミー賞の候補作品となった。
 プライム・タイム エミー賞は、米国テレビ芸術科学アカデミー(The A

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 日本のアニメ製作会社GONZOのテレビアニメ映画『アフロサムライ:レザラクション(Afro Samurai: Resurrection)』が、7月16日に発表された第61回プライム・タイム エミー賞の候補作品となった。
 プライム・タイム エミー賞は、米国テレビ芸術科学アカデミー(The Academy of Television Arts & Sciences)が選考するエミー賞の主要カテゴリーで、米国でゴールデンタイムに放映された番組を対象とする。

 エミー賞は米国のテレビ番組に与えられる最も有名な賞として広く知られている。『アフロサムライ:レザラクション』は、この中のクリエイティブアートエミー賞作品賞長編アニメーション番組部門(Outstanding Animated Program (for programming one hour or more))の候補作品に選ばれた。
 今回、同部門には、『アフロサムライ:レザラクション』以外にはカートゥーンネットワークスタジオの『Destination Imagination』だけがノミネートされている。このため候補作品は2本のみで、『アフロサムライ:レザラクション』は同部門の有力候補となっている。

 『アフロサムライ:レザラクション』は、日本のマンガ家岡崎能士さんのマンガを原作にアニメ化した『アフロサムライ』の続編としてGONZOが制作を行なった。2009年1月にテレビ映画として、MTV系のケーブル放送局スパイクTVで放映された。
 作品は前作同様に、黒人のサムライ アフロを主人公に、ヒップホップの音楽をバックに派手なバイオレンス満載のアクションが繰り広げられる。主人公アフロの声を人気黒人俳優サミュエル・ジャクソンが演ずるほか、今回はルーシー・リュウやマーク・ハミルといった他の有名俳優も参加した。音楽や流行に強いスパイクTVでの放映もあり、従来のアニメファンとは異なる層に人気が広がり大きなヒットになった。
  
 前作に引き続き日本製のアニメ作品としては異例の広がりをみせ、DVDの売れ行きも好調である。同じ時期にゲームソフトも発売されるなど人気が高い。
 ただし、作品は北米市場を意識したものになっている。前作『アフロサムライ』は日本でも映画・テレビでリリースされたが、『アフロサムライ:レザラクション』は国内ではリリースされておらず、現在のところ予定もない。
 北米での商業的な成功が話題になることが多い作品だが、エミー賞のノミネート入りは作品の内容でも現地の評価の高さを物語る。受賞作品の発表は9月20日、もし受賞すれば日本テレビアニメ初のエミー賞受賞という快挙になる。

米国テレビ芸術科学アカデミー(The Academy of Television Arts & Sciences)
/http://cdn.emmys.tv/
《animeanime》
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