2008年6月8日に東京・秋葉原で悲惨な殺傷事件が起きてから、およそ1年間が経つ。事件の生々しい記憶は残るものの、事件をきっかけに中止になった秋葉原の歩行者天国を懐かしむ声も少なくない。 そうしたなかで2005年から2007年までの秋葉原の歩行者天国の様子を紹介する写真展が、秋葉原のギャラリーアールジュネスで行われる。写真展は写真家箕原達朗氏による「AKIBAmemory 2005~2007」である。6月3日から14日まで、開催を予定している。 箕原達朗氏は2005 年から毎週のように秋葉原に通い、変わり往く街や人々を撮り続けて来た。その写真は2 万枚を越えている。写真に残されたのは秋葉原市街や歩行者天国を中心に、活気溢れる秋葉原の姿である。 今回はこの膨大な写真の中から事件以前3年間の代表作40点を展示する。当時の様子をあらためて見つめ直すことで、秋葉原とは何かを問う。 また、今回はかつての秋葉原の様子を伝える一方で、写真展と連動した「歩行者天国の復活 賛否投票」と題した意識調査を行う。この意識調査は、秋葉原の歩行者天国を復活すべきなのか、復活すべきでないのかを広く問うものだという。 調査は会場内とインターネット上での投票にて行う。さらに投票結果は中央通り沿いにある展覧会場のギャラリー一階と展示会場内、インターネット上で公開する。箕原達朗写真展「AKIBA memory 2005~2007」開催場所: アールジュネス秋葉原 /http://www.artjeuness.net/info/gallery/akihabara.php開催日時: 6月3日(水)~14日(日)入場料: 無料主催: 株式会社イージュネックス「歩行者天国の復活 賛否投票」投票&公開サイト/http://www.e-junex.co.jp/enquete/