日本のアニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』を原作に、国際的な取り組みで実写映画化された『ラスト・ブラッド』が、いよいよ5月29日に全国ロードショーを開始する。主人公サヤを演じるのは、韓国の人気女優チョン・ジヒョンさん、そしてそれに対するのは『ラスト・サムライ』で強烈な印象を残した日本の小雪さんである。 映画では『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の持つ激しいバイオレンスと重厚さがどのように表現されるかが注目を浴びる。また、アニメ版との比較もまた面白い映画の鑑賞方法であろう。
『BLOOD THE LAST VAMPIRE』は、2000年にプロダクション I.Gが製作した中篇アニメ映画である。監督北久保弘之さん、企画協力押井守さん、脚本神山健治さん、さらにキャラクターデザインの寺田克也さんや演出の高木真司さん、作画監督の黄瀬和哉さん・・・と実力派スタッフが多数参加した。 2000年の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞、毎日映画コンクール大藤信郎賞受賞などその評価は高い。現在では、名作アニメのひとつとされている。
映画の公開に合わせてこの『BLOOD THE LAST VAMPIRE』も、動きを見せている。映画公開の直前にあたる5月27日に、Blu-Ray Disc(BD)が発売される。勿論、BD化は初で、新商品にあたってはニューテレシネHDマスター、デジタルデータマスターの2バージョンを収録する。また、本編は日本語と英語の字幕もつけられる。 特典映像には『Making of BLOOD THE LAST VAMPIRE』、『北久保弘之(監督)、押井守(企画協力)インタビュー』、パイロット映像、劇場予告編が含まれる。さらに初回封入特典として、縮刷版劇場パンフレットも同梱さする。発売はアニプレックス、価格は税込み5040円を予定する。