日米合作のルーツ「極底探険船ポーラーボーラ」オールナイト上映 | アニメ!アニメ!

日米合作のルーツ「極底探険船ポーラーボーラ」オールナイト上映

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 昨年10月、東京国際映画祭の「natural TIFF部門」で上映が決定するといち早くチケットが売り切れ大きな注目を浴びた『極底探険船ポーラーボーラ』が、5月16日にテアトル新宿で特別オールナイトとして再び上映される。
 この企画は本年5月22日に、作品が初めてDVD化されるのを記念したものだ。小谷承靖監督特集として、『急げ!若者』、『愛の嵐の中で』と合わせた3作品のオールナイト上映となる。

 『極底探険船ポーラーボーラ』は、1976年に米国で映画、テレビ番組製作をするランキン=バスプロダクションが、日本の円谷プロダクションを招いて製作を行った。北極海底を潜航中の極底探険船ポーラーボーラ号が突然太古の恐竜世界と出会い、未踏のジャングルに踏み込んでいくアドベンチャーアクションとなっている。
 米国のアレックス・グラスホ氏と小谷承靖氏が共同監督を務め、脚本は米国、出演者は日米双方からという、現在でも珍しい共同体制の中で制作された映画である。怪獣映画、特撮映画に定評にある円谷プロダクションの技術もいかんなく発揮されている。

 作品は76年に米国でテレビ放映されると高視聴率を獲得、77年には東宝東和により国内でも劇場公開された。
 しかし、その後は上映される機会は少なく、なかなか観ることの出来ない幻の作品とされていた。今回のオールナイトは、大画面で『極底探険船ポーラーボーラ』を経験出来る貴重な機会となる。
 
 小谷承靖監督とランキン・バスプロダクションは、『極底探険船ポーラーボーラ』のほかにも『バミューダの謎』、『武士道ブレード』など合計で5本の映画を制作している。現在、海外合作映画が注目されているが、70年代にいち早くそれを実現した異色のコラボレーションである。
 またランキン・バスプロダクションは、実写映画だけでなくアニメーションの世界でも当時よく知られた存在だった。70年代から80年代にかけて、数多くの日米合作のアニメーションを手掛けている。なかでもスタジオジブリの前進とされるトップクラフトに、発注して制作した作品群はよく知られている。トップクラフト版『指輪物語』や未だに根強いファンを持つ劇場映画『ラストユニコーン』などだ。

 今回のオールナイトでは、小谷承靖監督と東宝の石井博士さんを招いた『ポーラーボーラ号の秘密』と題したスペシャル・トークショーも行われる。トークショーのなかでは、小谷承靖監督とプロデューサーのアーサー・ランキンJr.との5作に及ぶそんな共同制作なども語られる。
 さらに撮影エピソードやDVD特典収録のメイキング映像の一部も紹介、盛り沢山のイベント上映会となる。オールナイトは5月16日23時半開場45分開映、料金は2800円、テアトル新宿のほか5月9日からは、チケットぴあでも前売りを発売する。

DVD発売記念
『極底探険船ポーラーボーラ』特別オールナイト
~地殻も時代も突き抜けろ!小谷承靖監督3作品一挙上映!~


5月16日(土)  23時半開場  23時45分
料金: 2800円均一
場所: テアトル新宿 03-3352-1846 /http://www.cinemabox.com/

【上映作品】
 ■極底探険船ポーラーボーラ(’77)  
 ■急げ!若者 TOMORROW NEVER WAITS(’74) 
 ■愛の嵐の中で(’78) 

【上映前 スペシャル・トークショー】
23時45分開始
『ポーラーボーラ号の秘密』
ゲスト: 小谷承靖監督×石井博士(東宝)

DVD  5月22日発売
発売: 販売元:東宝
価格: 4725円(税込)
カラー/ビスタサイズ/105分/片面2層/1977年公開/日・米合作
音声:オリジナル英語・モノラル 日本語吹き替え・モノラル オーディオ・コメンタリー/字幕:日本語字幕  吹替用字幕
DVD特典:
予告編/オーディオ・コメンタリー:小谷承靖監督・関谷ますみ/日本語吹き替え版/小谷監督・関谷まゆみスペシャルコメント/貴重なメイキング映像を含む、佐川和夫インタビュー/ギャラリー(資料集)
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